ファイアーエムブレム 暁の女神

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ファイアーエムブレム 暁の女神
Fire Emblem: Radiant Dawn
ジャンル ロールプレイングシミュレーション
対応機種 Wii
開発元 インテリジェントシステムズ
発売元 任天堂
人数 1人
メディア Wii用12cm光ディスク
発売日 日本の旗 2007年2月22日
アメリカ合衆国の旗 2007年11月5日
欧州連合の旗 2008年3月14日
オーストラリアの旗 2008年4月10日
価格 日本の旗 6,800円(税込
対象年齢 CERO: A(全年齢対象)
ESRB: E10+(Eneryone 10)
PEGI: 12+
OFLC: M(Mature)
デバイス クラシックコントローラ対応
ニンテンドーゲームキューブコントローラ対応
売上本数 日本の旗 約17万本
アメリカ合衆国の旗 約39万本
その他 ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡のクリアデータの引継ぎ対応
  

ファイアーエムブレム 暁の女神』(ファイアーエムブレム あかつきのめがみ、Fire Emblem: Radiant Dawn)は、インテリジェントシステムズ開発、任天堂発売のWii専用ゲームソフト


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

長い歴史を持つSRPGである、ファイアーエムブレムシリーズの第10作目。前作『蒼炎の軌跡』から3年後の世界が舞台。

ディレクターは金田妙子で、『烈火の剣』以来久々にディレクターを勤めた。前作のディレクターであった堀川将之は、プロジェクトアシスタントとしてのみスタッフロールでの記述がある。

今作はシリーズ中でも最もストーリーを重視した展開がなされており、ムービー数も前作をはるかに超える。このようなビジュアル面の強化は、プロデューサーの一人である山上仁志の思想を十二分に反映している(後述の毎日jpのインタビューを参照)。

そのストーリーを重視する目的のために、後半の急展開や1マップでの多大な強制出撃が、ネットなどでは問題点として上げられている。 様々なキャラクターを絡めつつも素早く進むシナリオや、前作『蒼炎の軌跡』から張られた伏線を回収した事を評価するユーザーもいるなかで、

  • ストーリーや設定重視によるゲーム性の逸脱
    • 設定上、圧倒的な力を誇るラグズ王族などの強力キャラの氾濫
    • 手槍手斧などの直間対応武器の使い勝手が良すぎる
    • 奥義と一部のユニットの弱点や強化変更
  • 全ての能力においてにおいて高い伸びを見せる成長率の高さ・スキル付け替え自由によるキャラクターの没個化
  • 後述の一部を除いた「日本国外版との違い」の差
  • 第四部以降の展開やマップ構成の短絡さ(デウス・エクス・マキナの項も参照)

などを唱えるユーザーも後を絶たない。

賛美と批判、双方共に声が大きく良くも悪くもファイアーエムブレムのユーザーを二分する形となってしまっている[要出典]

[編集] 新規ユーザー獲得の試み

本作はゲームから離れていた層が中心のWiiで早く発売されるにあたり、従来ファン以外の新規ユーザーを獲得する試みが用意されている。

しかし、前作の蒼炎の軌跡をプレイしていないと理解しづらい描写も多々あり、本作のみで世界観と人間関係の全てを把握するのは難しい。また、それにより前作の需要が急増し、蒼炎の軌跡の中古価格が定価を大きく超えて高騰したケースもある。

[編集] 発表

2006年5月9日アメリカ合衆国ロサンゼルスで開催されたElectronic Entertainment Expo(E3)の会場における任天堂のプレゼンテーションで映像が公開され、製作中であることが明らかになった。

その後、2006年9月14日幕張メッセで行われた任天堂のプレス向けWii発表会「Wii Preview」で発売時期などが発表された。

[編集] 販売

初動は5万本、半年後の累計は15万本。

[編集] システム

[編集] 物語・ゲームシステム

今作ではかなりの変更点がある。

  • システム面では『蒼炎の軌跡』から多少変更されている。Wiiの性能によって画質とレスポンスがやや向上した。
  • 4部構成となっており、ミカヤ(+サザ)が第1部の主人公、エリンシアが第2部の主人公、前作主人公でもあるアイクが第3部の主人公を務め、第4部では総動員となる(それ故に主人公が一定しないので、今作には主人公専用職「ロード」は登場しない)。
  • 難易度選択は前作同様「ノーマル」「ハード」「マニアック」の3種類。ただし、「マニアック」は「ハード」を一度クリアしないとプレイできない。また「ノーマル」と「ハード」ではシナリオの文章様式が異なるが、「マニアック」は「ハード」と同一のものとなる。
  • 武器の3すくみは『聖戦の系譜』以来続いている「剣→斧→槍→剣」だが、魔法の3すくみは『蒼炎の軌跡』の「風→雷→炎→風」(『聖戦の系譜』『トラキア776』も同様)に加え「風」、「雷」、「炎」をまとめて「理」として、『封印の剣』『烈火の剣』『聖魔の光石』と同様の「理→光→闇→理」が追加された。
  • 鉄系武器の下位種で必殺が出せない青銅系の武器が初登場。また間接攻撃できる剣(手槍、手斧と同類)及び槍と斧の大剣版である長槍、戦斧が登場。短剣系は剣から独立し、3すくみから外れる系統になった。
  • 近接攻撃可能な弓として弩(いしゆみ)が登場。この武器はシューター同様、力に関係なく固定ダメージを与える武器となっている。
  • シリーズで初めて、高低差のあるマップが導入される。威力、命中率に補正効果が働く。
  • ドラゴンナイト系統のみシリーズ開始以来続いていた弓特効、風特効が消滅。その代わりドラゴンユニット同様、雷特効がついた。
  • 本作のベオクのユニットに、従来の下級クラス、上級クラスに加えて更にその上の最上級クラスが登場する。また、ラグズの最大Lvは40となった。
  • 本作ではクラス名が全て漢字表記となり、英語を元にしたルビが振られている。ただし、神将が「ヴァンガード(元々の意味は「前衛」)」になっていたり、「剣聖(ソードエスカトス)」のように英語とギリシア語が混ざっているなど変なところもある。

[編集] 細かい変更点

  • HPが一定以下になったり状態異常になると、そのユニットが疲れたようなポーズをとり、戦闘前の動きもしなくなる。
  • 戦闘アニメではHPが0になると倒れるだけになり、フィールド上でロスト(消滅)する。それに伴いロスト前の台詞もフィールド上で行われるようになった。
  • ラグズユニットの化身システムが見直され、化身は任意に行うように変更された。また化身時にはHPと幸運を除いたパラメータが2倍(「半化身」時は1.5倍)になるようになった。
  • 初代から受け継がれて来たタイトルロゴの書体が変わった。
  • 『蒼炎の軌跡』とは違いスキルの脱着が自由になった。これにより複数のユニットにスキルの使いまわしが可能になった。また、初めから持っている個人スキルに関してはノーキャパシティで装着されているが再習得時は従来どおりキャパシティを消費する。
  • 杖が装備品になり、使用すると自動的に杖を装備した状態になるよう変更された。これにより「武装解除」のスキルで外すか別の武器に持ち替えない限り杖を盗むことはできなくなった。
  • 杖装備ユニットや化身前ラグズ(鷺の民は除く)が戦闘で敵に攻撃された時、反撃攻撃を行うようになった。
  • なお、『蒼炎の軌跡』のクリアデータを読み込むことで、一部のキャラクターが強化されたり、『蒼炎の軌跡』で発生させた支援会話をライブラリで見られるようになるといった特典がある。
  • 前作の『蒼炎の軌跡』は『烈火の剣』に共通する所が多いという意見があったのに対して、今作ではストーリーの終盤でテリウス大陸の史実を解明する点や、それぞれの主人公が別のところで活躍する点、少なくとも2周以上プレイ(&前作の蒼炎の軌跡をプレイ)しないと全容解明が不可能な点があり、『封印の剣』『烈火の剣』『聖魔の光石』と共通する所が多い。
  • 『蒼炎の軌跡』では、別のゲームキューブメモリーカード間でのセーブデータの「コピー」は不可能で「移動」は可能だったが、本作はセーブデータの「移動」も不可能になっており、個人でWii本体からセーブデータを取り出す方法が存在しない。

これは製作スタッフが「データの改造」を嫌っての仕様だと思われるが、仮に「Wii本体が故障して前のデータが使用不可能になった場合困る」、「今後発売されるソフトで移動が不可能なセーブデータがさらに増え容量が満杯になった場合、データ消去せざるを得なくなる」など、「移動すら制限するのはプレイ環境に影響をしかねない」という不満の意見も一部ある。

[編集] 動画

前作に引き続き、ゲームのプレイ中にムービーが挿入されているシーンがある。前作と比較して収録時間は長くなっているが、最もゲームの本分は「プレイ部分」であるとしてるため、それを損なわない分量となっている。ちなみにムービーは16:9で製作されているが、日本語版は4:3での出力しかできないためノーマルテレビではレターボックス、ワイドテレビでは額縁状態でしか鑑賞することができない。

登場する複数のキャラクター達は以下の声優によるアテレコがされている。尚、声優陣は全員アーツビジョンアイムエンタープライズ(アーツビジョンの子会社)所属の構成(アテレコ当時)となっている。

尚、上記の声優は説明書のスタッフクレジットによるものである。また、兵士役には男性声優数名が使われている。

[編集] ストーリー

舞台は前作『蒼炎の軌跡』の3年後のテリウス大陸となる。なお、前作の味方ユニットは全員生存している、シノンとガトリーがグレイル傭兵団にもどっている、アイクがフォルカと契約した、ナドゥス城で漆黒の騎士を撃破している事が前提となっている。

[編集] 第一部 暁の巫女

デインとクリミアの戦乱から3年、クリミアに敗れ、先王アシュナードの死により王を失った旧デイン王国は、宗主国のベグニオン帝国の支配下に置かれ、帝国駐屯軍の圧政に民は貧困に苦しみ、絶望の日々を送っていた。そんななか、王都ネヴァサで不思議な力を持つ「銀の髪の乙女」ミカヤはデインの民を救うため、数名の若者と共に義賊団“暁の団”として救済活動を行っていた。帝国駐屯軍の手から逃れる中、暁の団は先王アシュナードの遺児の情報を手に入れる。ベグニオンの圧政からの祖国を解放するためミカヤは立ち上がる。

[編集] 第二部 国とは王とは

3年前の戦いでデイン軍を退けたクリミア王国は、先王ラモンの遺児・エリンシアが女王に即位。再興が一段落し、新たな王政は順調に見えた。しかし、本来王位を継ぐ立場にいなかったエリンシアを良しと思わない貴族も多く、穏健である彼女の現王政を弱腰と非難し続け、各地でも彼らの謀略によってエリンシアへの反発の気運が着実に高まっていた…。

[編集] 第三部 交わされし誓約

クリミア王国の王都メリオルから帰還した先の戦いの英雄アイクは、ガリアの獣戦士ライから衝撃の真実を聞くところから始まる。

23年前、ベグニオン帝国の先代神使ミサハの暗殺によって起きた「セリノスの大虐殺」事件。虐殺から逃れた白鷺王子ラフィエルの話では、ベグニオン帝国元老院が神使暗殺を鷺の民の仕業に見せかけ、虐殺を促したという。ガリア王国・フェニキス王国・キルヴァス王国で結成された「ラグズ連合」は真相を追究するため、帝国に使者を送る。だが帝国側は使者を斬殺するという暴挙に至った。これによりラグズ連合は帝国に進軍を開始。アイク率いるグレイル傭兵団もラグズ連合に協力し、再び戦乱の地に赴く。

[編集] 第四部 神と人

神使サナキの皇帝軍と「血の誓約」に縛られたデイン軍の戦いの最中、突然の光によって殆どのベオクとラグズが石に変わってしまう。困惑するアイク達の前に現れたのはミカヤの体を借りた「負の女神ユンヌ」であった。彼女はこの事態は自らと同じく「解放の呪歌」によって目覚めた、「正の女神アスタルテ」が1000年の間誓いを破り、戦乱を繰り返した裁きによるものだという。アスタルテを倒しテリウス全土の人々を救うため、ミカヤ・アイク・ティバーン達はユンヌに導かれ、三手に分かれてベグニオン帝都の「導きの塔」を目指すこととなる。

[編集] 世界観

[編集] 用語

用語はほぼ『蒼炎の軌跡』と同一のものとなる。

ベオク
【知恵の民】とも呼ばれる。武器、道具、言葉を巧みに用いることで繁栄した種族。修行次第で魔法の修得も可能。「ベオク」とは「ラグズ」を好意的・中立的に意識した上で自身を呼ぶときの呼称で、ベオク同士の間では「人間」と呼び合うのが一般的。また、ラグズが「ニンゲン」と呼ぶときは、ベオクに嫌悪感や敵意を込めている。なお、昔から“ベオクは女神に一番近しい姿”と言われている。
ラグズ
【力の民】とも呼ばれ、大きく、哺乳類が中心の獣牙族鳥類が中心の鳥翼族、そして主に恐竜がベースと思われる竜鱗族の3種に分けられる。ベオクが作った武器は使えないが、気を高めて獣の姿になる化身を行うことで、自らの有する能力を最大限に引き出して戦う。
ベオクに比べて身体能力が高く、基本的に対立している。また、ベオクと比べて遥かに長い寿命をもち、獣牙族で5~6倍。鳥翼族の鷹・鴉で約10倍、鷺で1000年以上。竜鱗族では2000年以上を生きる。
これまでのシリーズの「竜族」と異なり、人型が真の姿。また、ベオクと恋に落ちることもあるが、体の組成の問題か、ほとんど子を成すことはない。ベオクと違い貴族制は存在せず、各々の「王」を持つが、それにはそれぞれの種族の中で最強の戦士が就く。
現在のテリウス大陸ではベオク勢力に圧迫されているが、かつてはラグズがベオクを支配する時代もあった。ベオクの多くはラグズを意識的・無意識的に「半獣」と呼ぶが、これは「ラグズ」にとって差別的な呼称である。
『蒼炎』では化身していないときは攻撃できなかったが、『暁』では直接攻撃をされた時のみ反撃ができるようになった(ただし、反撃に成功した場合、代わりに化身ゲージは溜まらない)。
言葉はベオクと同じ現代語、俗に言う「テリウス共通語」を話すが、一部ではまだうまく話せなかったり、旧セリノス王国とハタリ王国の公用語は「古代語」であり、また意図的に「古代語」を話す者もいる。
獣牙族
獣の特徴を有するラグズの総称。獅子、虎、猫、狼の民がいる。獣牙族は同族との結びつきが非常に密接であり、同胞意識が強い。
人型の際はガリアの獣牙族は猫のような耳と尻尾、ハタリの獣牙族は狼のような耳と尻尾を有し、顔(ハタリは体)などに独特の紋様がある。
眼と鼻が良く、僅かな月明かりの下でも活動可能。確率は低いがベオクと子を成すこともある。反撃時は獅子・虎は拳で、猫・狼は蹴りで反撃する。
鳥翼族
鳥の特徴を有するラグズの総称。鷹、鴉、鷺の民が知られている。鷹の民、鴉の民、鷺の民は気質が全く異なり、それぞれ別の国に分かれている。
人型の際にも翼を背中に有し、飛行する事が出来る。また、大昔には卵から生まれた時代もあったという。どれも化身時の翼長は2mを超える。
鳥目なので夜間の活動は極めて難しい。反撃時は鷹と鴉は蹴り(ティバーンのみ拳)で反撃するが、鷺は反撃しない。
鷺の民に至っては、レベルが上がっていくごとに使える呪歌が増えていく。
竜鱗族
竜の特徴を有するラグズの総称。黒竜、白竜、赤竜の民が知られている。竜鱗族は全体主義的な気質を備え、王の命令を忠実に守って生きている。国から出ることはほとんどない。
テリウス大陸最強の種族。化身時も二足歩行で手先が器用。人型の際には、耳がとがっていることと浅黒い肌を除けば特にベオクとの外見的差異はない。これまでのシリーズに登場した「竜族(マムクート)」と比較して体が小さく寿命も短い(寿命については後述)。竜鱗族同士でも子供が出来ることは数十年に一度しかない。また種としての寿命が長いため、妊娠期間が非常に長い。
ブレスで攻撃可能。赤竜の攻撃は物理の、白竜の攻撃は魔法の攻撃の役割を担う。反撃時は蹴りあるいは拳で反撃する。
マンナズ
大昔に女神アスタテューヌにより創られた、現在のベオクとラグズの祖先にあたる種族。当時は獣に近い種族だったが、女神アスタテューヌが自身と似た存在がいないことを何千年もの間悲しんでいたため、一部が彼女と近い者(人)になろうと姿を変えた者達のことを指す。
ベグニオンでは、ラグズを奴隷化するのに都合の良いようベオクの祖先と捏造されて言い伝えられていた。
ラグズとベオクの両方を指す。「人間」とはベオクの蔑称として使われている。元々はマンナズ=人であった。
印付き
ベオクとラグズとの間に生まれた混血児の子孫のうち、体に独特の紋様(紋章)が現れた者。この名称はベオクの間で使われているものである。混血第1世代が即座に「印付き」となる訳ではない。外見はベオクであるが、ラグズの血を引いているために数年経つと成長に遅れが出る。テリウス大陸では異種族間の混血は禁忌とされており、ベオク・ラグズ双方から忌み嫌われている。印付きは特殊な能力を身につけ、身体能力や魔力に優れるが、印が浮き出るのはむしろ稀。
親無し
ラグズの間で使われる、印付きを指す言葉。ラグズの中には、一目見ただけですぐに親無しだと気付く者もいれば気付かない者もいる。親無しはラグズにとって存在しないものであり、親無しを見つけても襲うことはなく、目を合わせようともしない。「ラグズ」が「ベオク」を支配する時代では汚れた子としてラグズに私刑にされた事もあったため、印付きであるベオクの多くはラグズを憎んでいる。
精霊の護符
魔道の源は大自然を司る精霊の力であり、精霊と契約し体内に取り込むと自分の魔力を上げることができる。しかし、自身を餌にして精霊を受け入れるために魂を削られる。余程の覚悟がないと出来ないといわれるが、中には精霊の方から契約をすることも極稀にあるという。契約をした証として、身体の何処かに「」が現れる。「印付き」の模様と良く似ているので、「印付き」がそのことを隠すために「精霊の護符」と偽ることもある。
神使
女神アスタルテの代弁者。初代ベグニオン国王オルティナの血を受け継ぐ女性のみがその資格を有する。神使であることは(慣例的に)同時にベグニオン皇帝であることも示す。
神使の先祖は鷺のラグズであるエルランの血を引くため、人の心を読み取ることができる。神使のみに現れる「心を読み取る」「女神と会話ができる」という能力は鷺の民の力の表れである。そのため、ラグズとベオクとの混血であるという証のがある者でないと神使になれない。ただし、神使が「印付き」であることは本人と元老院しか知らないベグニオン最大の秘密。
なりそこない
旧デイン王国の生物実験によって本来の性質を歪められたラグズを指す。「化身」したままずっと元に戻らず常に高い戦闘力を維持できるが、その代償として短命になり、精神が破壊されて自我を失い、凶暴化する。特別な薬を用いることで使役できる。実験途中に生まれた失敗作であることから、この名称で呼ばれる。
薬の効果が薄ければ、鷺の民の“再生”の呪歌により、元の姿へ戻す事が出来る。
本作では前作に引き続き、虎、猫、鷹、鴉、赤竜が登場する。
三雄
およそ800年前に邪神と戦い、これを封印した3人の勇者、オルティナ、ソーン、デギンハンザーを指す。
エルランのメダリオン
およそ800年前、三雄によって倒された邪神がエルランの呪歌によって眠り、封印されている。見た目は古ぼけた青銅製のメダリオン。
セリノスの虐殺”の際に王女リーリアと共に姿を消した。
リーリアからエルナ、エルナからミスト、ミストからアシュナードの手へと渡る。アシュナードが倒された後は、セリノスの王族であるリュシオンリアーネの元へ戻った。【負】の力が眠っているため、【正】の力が弱い者はメダリオンに触れてしまうと【負】の気に飲み込まれ暴走してしまう。
正式名称は“エルランのメダリオン。また、蒼い炎を放っているため“蒼炎”、“炎の紋章・ファイアーエムブレム”とも呼ばれる。本作でも物語の鍵を握る重要なアイテムとなっている。
ラグネル・エタルド
三雄の一人、オルティナが邪神を封じる際使用した女神アスタルテの加護を受けたベグニオンの至宝である双剣。
前作でラグネルは漆黒の騎士とアシュナードの鎧にダメージを与える剣としてアイクが振るい、彼らを見事撃破した。
終戦後はベグニオン帝国に返還されている。エタルドは漆黒の騎士が持ち、今作に登場したときも所持している。
本作には記述が無いが、両手剣らしい(『スマブラX』中で、スネークと大佐がアイクについて話す場面より)
四駿
デイン王国に仕える将の内、最も力を持つ者4名に与えられた称号。
今作で再建されたデイン王国はこの称号は設けておらず、最後の「四駿」は漆黒の騎士、プラハ、ブライス、ベウフォレスが該当する。
聖天馬騎士団
ベグニオン空軍の右翼を担う。天馬騎士のみで構成され、全員が女性である。神使親衛隊はこの中から選ばれ、貴族出身であることが最低条件。
神使派
聖竜騎士団
ベグニオン空軍の左翼を担う。竜騎士のみで構成され、荒っぽい気性の者が多い。男女関係無く構成される。
元老院派
血の誓約
古から伝わる、一国の王が何かを借用する際に結ぶ誓約儀式。誓約を結ぶと左右どちらかの腕に誓約の“証”と呼ばれる、輝く模様が現れることが特徴。
誓約者が約定を違えると呪いが発動し、その国の民全ての命が奪われる。誓約が解かれるまで“証”は、次代の王もしくはそれに順ずる者に継承される。
暁の女神
本作の最重要人物。女神アスタテューヌのこと。髪の色が夜明けの光のようだったことから、マンナズから【暁の女神】と讃え敬われた。

[編集] キャラクター

ファイアーエムブレムの登場人物 (テリウス大陸)を参照。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] その他の話題

  • 株式会社ユージン
    • 『ニンテンドー(NINTENDO)Wii リアルフィギュアコレクション』の全8種類の1つに暁の女神のソフトを模したフィギュアが発売された。
    • 『ニンテンドーWii ダブルマスコット』の全6種類の1つにヌンチャクリモコンと暁の女神のソフトを模したフィギュアが発売された。
  • 株式会社ゲームリパブリックの公式ホームページ
    • 岡本吉起のなんでも感想雑記」にて、元々FC版『暗黒竜と光の剣』を気に入っていた岡本[2]が『暁の女神』も遊んでいたが、かなり褒めている反面「ハードモード」で挫折したり、「中盤で登場する敵のバランスが強すぎる」などの欠点を挙げていた。なお、岡本は前作の『蒼炎の軌跡』は購入していないとの事である[3]

[編集] 日本国外版の違い

日本国外版(北米・オセアニア版及びヨーロッパ版の2種類)には、以下に挙げる日本版とは異なる独自のイベントや仕様が存在する。

  • 第三部と第四部で幾つかの会話が追加され、特にミカヤの台詞や血の誓約関連に大幅な変更がある。 
  • ノイス、エディ、レオナルドに、専用の武器とイベントが追加されている。
  • ソフトリセットが利用できる。
  • 本体でリセットしても中断セーブが消えない(日本語版を含む最近のシリーズでは消える)。又、従来のFEでは中断セーブが1つしか作れないが、日本国外版では複数作れるので2人以上同じセーブブロックが使用出来る。
  • 最上級職アイテム、「マスタークラウン」と「ホーリークラウン」無しでクラスチェンジが可能。
  • 前術の変更でミストの専用アイテム「ホーリークラウン」の入手イベントが削除されている。
  • 「悟りの符号」の入手がかなり規制が入っている。
  • ギャラリーが存在し、味方全員と一部の脇役や敵対キャラクターの公式イラストを閲覧できる。
  • 画面比率は、ノーマル(4:3)とワイド(16:9)から選択できる。
  • Nintendo DREAM 任天堂ゲーム攻略本 ファイアーエムブレム 暁の女神」を見ないと難解な古代語が日本国外用に翻訳されている。
  • 武器の錬成が日本版と比べて作成する規制が軽くなっている。
  • 日本版ではバイオリズムの高低で入手出来る確率が変動する隠し財宝が、盗賊系ユニットのみ従来のFEシリーズと同様100パーセントで入手が出来る。
  • 日本版のノーマルモードではチュートリアル込みの簡易だったストーリーが、海外版の同モード(表記はイージーである)では日本版のハードモード(表記はノーマルである)と同様の充実したストーリーになっている。
  • ヨーロッパ版ではメッセージが英語のみであった前作と異なり、英語・ドイツ語フランス語スペイン語イタリア語の5ヶ国語対応になっている。

[編集] 脚注

  1. ^ ムービーをメインとしたCM15秒バージョン、前述の30秒バージョン、前述の15秒バージョンにアイク他に差し替えられているもの(期間限定)、芸能人を起用したバージョン。
  2. ^ 詳細はファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣#その他の話題 「『暗黒竜』『新・暗黒竜』を愛好した人々」を参照。
  3. ^ 以下の外部リンク先を参照。ゲームリパブリック公式HP「岡本吉起のなんでも感想雑記 ファイアーエムブレム暁の女神」より。

[編集] 攻略本

[編集] 外部リンク