徳島県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

徳島県
とくしまけん
地方 四国地方
中国・四国地方
団体コード 36000-7
ISO 3166-2 JP-36
面積 4,145.90km²
総人口 793,983
推計人口、2008年11月1日)
人口密度 192人/km²
隣接都道府県 香川県愛媛県高知県兵庫県瀬戸内海を挟む)、和歌山県紀伊水道を挟む)
県の木 ヤマモモ
県の花 すだちの花
県の鳥 シラサギ
県の歌 徳島県民の歌
知事 飯泉嘉門
徳島県庁
所在地 〒770-8570  徳島県
徳島市万代町一丁目一番地
電話番号 088-621-2500
外部リンク 徳島県
特記事項 :

徳島県行政区画図

:市 / :町・村
ウィキポータル 日本の都道府県/徳島県
Template (ノート 解説) 都道府県ポータル

徳島県(とくしまけん、英語表記:Tokushima Prefecture)は、日本の一つ。四国の東部に位置する。

目次

[編集] 概要

県北部はが多く収穫された事から「粟国」(あわのくに)、県南部は「長国」(ながのくに)であったが後に統合、令制国では阿波国(あわのくに)と呼ばれていた。

那賀川吉野川四国山地紀伊水道をはじめとする自然が多く残っており、鳴門渦潮や祖谷渓、大歩危小歩危などの観光資源を有する。また、阿波踊りは全国屈指の知名度を誇る。

農作物の生産も盛んであり、その多くが近畿地方へ出荷されている。近畿地方への野菜果物の出荷高は、徳島県産が占める割合が全国一高い。さらに、地鶏である阿波尾鶏は出荷数全国トップである。

[編集] 地理

県北部の徳島平野を除いては全体的に山地の多い地形で、特に徳島平野以南に峙える四国山地は、西日本でも有数の険しい山岳地帯となっている。この山々は昔から現在に至るまで徳島県内の物流や交流の大きな障害となって来た。その一方で、山間部からは吉野川勝浦川那賀川など、水量の豊富な河川が多数流れ出しており、豊かな水資源をもたらしてくれている。河川が少なく水不足に陥りやすい隣の香川県とは対照的であるが、逆に治水に長年悩まされている。また那賀川下流域ではほぼ毎夏、工業用水などの渇水が深刻化している。気候は県内のほぼ全ての地域が太平洋岸式気候のエリアに属し、温暖多雨であるが、吉野川以北の一部地域では瀬戸内海式気候に属するエリアも存在する。なお徳島県内で最長の河川は吉野川(徳島県側延長109km※)ではなく那賀川(延長125km)である(※総延長194kmから高知県側85km(高知県海洋局HPより)を引き算出)。

[編集] 主な海

鳴門の渦潮

[編集] 主な河川

[編集] 主な平野

[編集] 主な山

[編集] 主な島

[編集] 隣接都道府県

[編集] 自然公園

[編集] 歴史

※関連ページ「阿波国」も参照する事。

戦国時代には、三好郡を拠点にしていた三好氏が、東四国から山城国までの八国を支配した。

[編集] 「徳島県」と「名東県」

元々、徳島市名東郡に属する都市だったので、廃藩置県の第一次府県統合(1871年)当時の徳島県は、名東県という名称であった。当初の名東県は、現在の徳島県に当たる旧阿波国の外に、旧淡路国淡路島)も範囲としていた。 さらに、1873年2月20日には香川県も編入した。

しかし、第二次府県統合により、1875年9月5日に旧讃岐国部分が香川県として分立再置県され、1876年8月21日に淡路国部分が兵庫県に編入され、阿波国部分は高知県に編入された。

この後の1880年3月2日に、旧名東県が高知県から分離されて、現在の徳島県が発足した。

尚、宮武外骨の説(→都道府県#名称)では、徳島藩は当初「曖昧藩」だったから、徳島藩の首府であった徳島市の所在する名東郡から名前を取って「名東県」となったということになる。しかし、復活の際に、なぜ都市名を取った「徳島県」に変更されたのかは判らない。

[編集] 近・現代

  • 明治2年(1869)7月25日(旧暦6月17日) - 版籍奉還により全国に府藩県三治体制が実施される。
  • 明治4年(1871)8月29日(旧暦7月14日) - 廃藩置県実施。徳島県設置(旧徳島藩阿波国淡路国)。全国は3府302県となる。
  • 明治4年(1871)12月26日(旧暦11月15日) - 徳島県を名東県(みょうどうけん)へ名称変更。徳島藩の藩庁所在地(今の徳島市が名東郡に属していたこと)が名称の由来。全国的にいわゆる第一次府県統合(明治4年12月10日(旧暦10月28日)~明治5年1月2日(明治4年旧暦11月22日))実施により全国は3府72県となる。
  • 明治6年(1873)2月20日 - 名東県が香川県(旧讃岐国)を合併(香川県廃止)。
  • 明治8年(1875)9月5日 - 香川県が名東県から分立して香川県が再配置となり名東県は再び(旧阿波国・旧淡路国)で設置。
  • 明治9年(1876) - 全国的に県の大規模な合併が実施(いわゆる第2次府県統合)の結果、名東県から淡路島が分離し、同時に、名東県自体が高知県へ編入されて、名東県廃止。全国で38府県まで整理される。
  • 明治13年(1880)3月2日 - 高知県から分立して徳島県(旧阿波国)を設置。
  • 明治21年(1888) - この年までに富山県、福井県、奈良県、鳥取県、徳島県、香川県(明治21年12月3日愛媛県から分立再置。全国最後の設置)、佐賀県、宮崎県の8つの県が復活。
  • 明治22年4月1日 - 市制(同日実施されたのは全国で31市(特別市制施行の京都市・大阪市・赤間関市(現下関市)を含む))・町村制を実施。徳島市は同年10月1日市制施行(四国で同年4月1日施行は高知市のみ(全国1番)で、徳島市は四国では高知市に次いで2番目(全国36番目)、松山市は同年12月15日(全国39番目)、高松市は翌年明治23年2月15日実施(全国40番目)。
  • 明治23年(1890)5月17日 - 府県制郡制の施行を経て3府43県に統合。現在の都道府県の原型になる。

[編集] 戦後

[編集] 商業施設の歴史

  • 1934年(昭和9年) - 新町百貨店(後の丸新百貨店)が開店。
  • 1935年(昭和10年) - 一楽屋百貨店(後のサカエヤ)が開店。
  • 1937年(昭和12年) - 丸新百貨店新館が開店。
  • 1946年(昭和21年)4月 - 徳島東宝が開館。
  • 1962年(昭和37年)4月 - 徳島ホール開館。
  • 1971年(昭和46年)6月 - ダイエー徳島店が開店。徳島東宝が移転開館。東宝シネマが開館。
  • 1974年(昭和49年)4月 - ジャスコ鳴門店が開店。
  • 1981年(昭和56年)3月 - ニチイ徳島店(現徳島サティ)が開店。
  • 1981年(昭和56年)4月 - 徳島リバーシティ、ジャスコ徳島店が開店。
  • 1983年(昭和58年)10月 - 徳島駅前再開発ビルが完成。同時に徳島そごう、アミコ専門店街が開店。
  • 1987年(昭和62年)3月 - 脇町ショッピングセンター、パルシーが開店。
  • 1989年(平成元年)5月 - 阿南ショッピングセンター、ウィルアオキ阿南店が開店。
  • 1992年(平成4年)9月 - 徳島駅ビルが完成(全面開業は翌年)。
  • 1994年(平成6年)6月 - アピカ、キョーエイアピカ店が開店。
  • 1995年(平成7年)3月 - 地元の老舗百貨店「丸新」が閉店。ニチイ徳島店が徳島サティに名称変更。
  • 1996年(平成8年)12月 - ロックショッピングタウン上板、マックスバリュ上板店、メガマート上板店が開店。
  • 1999年(平成11年)4月 - 徳島ビブレが閉店。
  • 1999年(平成11年)秋 - ジャスコ阿波池田店が閉店。
  • 2001年(平成13年)11月2日 - 県内初出店となるフジが北島町にフジグラン北島店を開店。
  • 2001年(平成13年)12月 - 県内初のシネコンとなる北島シネマサンシャインが開館。
  • 2002年(平成14年)3月 - OSグランドが閉館。
  • 2002年(平成14年)7月21日 - 小松島サティが閉店。
  • 2002年(平成14年)11月30日 - キョーエイ小松島店が開店。
  • 2003年(平成15年)3月 - 県内初出店となるダイナム鳴門店が開店。
  • 2003年(平成15年)6月30日 - 県内初出店となるはなまるうどんが徳島市に徳島沖浜店を開店。徳島東映が閉館。
  • 2003年(平成15年)12月20日 - マルナカ徳島店が開店。
  • 2003年(平成15年)12月31日 - 阿南ショッピングセンター、ウィルアオキ阿南店が閉店。
  • 2004年(平成16年)2月20日 - ジャスコ鳴門店が閉店。
  • 2004年(平成16年)3月 - 徳島松竹(1・2)が閉館。県内初出店となるファミリーマートが徳島市に南沖洲店、法花大谷町店を2店舗同時開店。
  • 2004年(平成16年)4月1日 - フジグラン阿南店が開店。
  • 2004年(平成16年)4月 - しんまち劇場707が開場。
  • 2004年(平成16年)6月10日 - キョーエイ鳴門駅前店が開店。
  • 2005年(平成17年)2月 - 県内初出店となるサークルKが鳴門市に鳴門立岩店、鳴門大桑島店を2店舗同時開店。
  • 2005年(平成17年)3月15日 - 県内初出店となるタリーズコーヒーが徳島市に徳島大学病院店を開店。
  • 2005年(平成17年)6月25日 - 県内初出店となるミニストップが美馬市に脇町店を開店。
  • 2005年(平成17年)7月29日 - 県内初出店となるヤマダ電機が藍住町にテックランド徳島藍住店を開店。
  • 2005年(平成17年)9月16日 - 徳島平和劇場(『平和ドルビー』、『アタック平和』)が閉館。
  • 2005年(平成17年)11月27日 - ダイエー徳島店が閉店。県内からダイエー撤退。
  • 2005年(平成17年)12月23日 - しんまち劇場707が閉場。
  • 2006年(平成18年)1月27日 - 徳島東宝、東宝シネマが閉館。
  • 2006年(平成18年)3月18日 - 徳島駅前に名店街ビルが再開店。タリーズコーヒー徳島駅前店が開店。
  • 2006年(平成18年)3月22日 - 県内初出店となるすき家が徳島市に11号徳島川内店を開店。
  • 2006年(平成18年)3月25日 - フジグラン石井店が開店。
  • 2006年(平成18年)5月26日 - デオデオが徳島市にタクト店、北島町に北島店を開店。
  • 2006年(平成18年)9月28日 - 徳島ホール、封切り映画上映打ち切り。徳島市内の常設映画館は0館に。
  • 2007年(平成19年)2月24日 - 県内初出店となるコジマが北島町にNEW徳島店を開店。
  • 2008年(平成20年)4月6日 - 徳島サティが閉店。県内からマイカル撤退。

[編集] 行政

[編集] 県知事(戦後・公選)


[編集] 県議会

  • 2007年5月1日現在
会派名
41
自由民主党・新政会 11
自由民主党・交友会 9
明政会 7
新風・民主クラブ 6
「改革・一新」県政会 3
日本共産党 3
公明党県議団 2

[編集] 財政

[編集] 平成18年度

  • 標準財政規模 2324億3700万円
  • 一般会計歳入 5135億円
  • 一般会計歳出 5019億円
  • 財政力指数 0.32317 ( 都道府県平均 0.46 )
  • 経常収支比率 96.4% (都道府県平均 92.6% )
    • わかりやすくいうと県知事の自由裁量で使える分が3.6%しかないことを意味する
  • 実質収支比率 2.0
  • 実質公債費比率 16.1% ( 都道府県平均 14.7% )
  • 人口100,000人当たり職員数 1,629.83人 (都道府県平均 1,173.11人)
    • 職員数が過剰である 平成19年から平成23年の4年間で200人以上の削減を目指している
  • ラスパイレス指数 100.1 ( 都道府県平均 99.6 )
  • 人口一人当たり地方債現在高 120万1287円 ( 都道府県平均 62万2416円 )

地方債残高

  • 普通会計分の地方債現在高 9750億5800万円
  • 上記以外の特別会計分の地方債(企業債)現在高 495億9500万円
    • 主な内訳 病院事業会計分 約68億円 港湾等整備事業会計分 約340億円
  • 第3セクター等の地方債等残高 56億4000万円 
    • 主な内訳 徳島林業公社 46億1500万円
  • 徳島県の地方債等残高合計 1兆0302億9300万円 (連結会計)
  • 徳島県民一人当たり地方債等残高 129万5917円 (連結会計)

[編集] 平成17年度

  • 財政力指数:0.31(平成17年度)

[編集] 人口

[編集] 年齢構成

年齢5歳階級別人口
2004年10月1日現在推計人口
総計 [単位 千人]

年齢 人口
0 - 4歳 画像:g30.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g01.png 33
5 - 9 画像:g50.png 36
10 - 14 画像:g50.png画像:g03.png 38
15 - 19 画像:g50.png画像:g10.png 43
20 - 24 画像:g50.png画像:g10.png画像:g01.png画像:g01.png 45
25 - 29 画像:g50.png画像:g10.png画像:g05.png 47
30 - 34 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g01.png画像:g01.png 52
35 - 39 画像:g50.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 46
40 - 44 画像:g50.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 46
45 - 49 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 53
50 - 54 画像:g50.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g03.png画像:g01.png 64
55 - 59 画像:g50.png画像:g30.png画像:g05.png画像:g03.png 63
60 - 64 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 53
65 - 69 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png 50
70 - 74 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png 50
75 - 79 画像:g50.png画像:g10.png 43
80歳以上 画像:g50.png画像:g10.png画像:g10.png画像:g01.png 51

年齢5歳階級別人口
2004年10月1日現在推計人口
男女別 [単位 千人]

年齢
17 画像:g10.png画像:g10.png画像:g03.png 0 - 4歳 画像:r10.png画像:r10.png画像:r01.png画像:r01.png 16
18 画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png 5 - 9 画像:r10.png画像:r10.png画像:r05.png 18
20 画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png画像:g03.png 10 - 14 画像:r10.png画像:r10.png画像:r05.png 18
22 画像:g30.png 15 - 19 画像:r10.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 21
22 画像:g30.png 20 - 24 画像:r30.png画像:r01.png画像:r01.png 23
23 画像:g30.png画像:g01.png画像:g01.png 25 - 29 画像:r30.png画像:r03.png 24
25 画像:g30.png画像:g05.png 30 - 34 画像:r30.png画像:r05.png画像:r01.png画像:r01.png 27
22 画像:g30.png 35 - 39 画像:r30.png画像:r03.png 24
22 画像:g30.png 40 - 44 画像:r30.png画像:r03.png 24
26 画像:g30.png画像:g05.png画像:g01.png 45 - 49 画像:r30.png画像:r05.png画像:r01.png画像:r01.png 27
32 画像:g30.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 50 - 54 画像:r30.png画像:r10.png画像:r03.png画像:r01.png 32
32 画像:g30.png画像:g10.png画像:g03.png画像:g01.png 55 - 59 画像:r30.png画像:r10.png画像:r03.png 31
25 画像:g30.png画像:g05.png 60 - 64 画像:r30.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 28
23 画像:g30.png画像:g01.png画像:g01.png 65 - 69 画像:r30.png画像:r05.png画像:r01.png画像:r01.png 27
22 画像:g30.png 70 - 74 画像:r30.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 28
18 画像:g10.png画像:g10.png画像:g05.png 75 - 79 画像:r30.png画像:r05.png 25
16 画像:g10.png画像:g10.png画像:g01.png画像:g01.png 80歳以上 画像:r30.png画像:r10.png画像:r05.png画像:r03.png画像:r01.png 35


徳島県と全国の年齢別人口分布図(比較) 徳島県の年齢・男女別人口分布図
紫色は徳島県
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
1980年 825,261人
1985年 834,889人
1990年 831,598人
1995年 832,427人
2000年 824,108人
2005年 809,950人
総務省統計局 / 国勢調査2005年
  • 都道府県の人口一覧より徳島県の人口の明治・大正・平成の推移
  • 1888年(明治21年) - 67万6100人(全国32位、四国2位)
  • 1920年(大正9年) - 67万0212人(全国40位、四国4位)
  • 2005年(平成17年) - 80万9974人(全国44位、四国3位)

[編集] 産業

[編集] 農業

徳島では野菜の生産が盛んである。特に吉野川北岸地域・河口付近ではさまざまな野菜が栽培され、主に京阪神方面へと出荷されて行く。徳島の農産物は関西の市場で常にトップシェアを誇っており、中でも鳴門金時に代表されるサツマイモスダチレンコンイチゴにおいては他地域の追随を許さない程のブランド力を築き上げている。夏季に冷涼な山間地を生かした、イチゴの通年出荷体制は全国に先駆けたものである。

ただ東京方面へあまり出荷されていない事から、全国的には知名度が低いのが悩みの種。現在は徳島県が「新鮮なっ! とくしま号」と名付けたキッチン付きの大型トラックで徳島の農産物の売り込みを行っており、関西のみならず全国的なブランド力アップに力を入れている。

[編集] 畜産業

かつては名西郡石井町森永乳業が、吉野川市(旧:麻植郡