三次市
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三次市(みよしし)は、広島県北部に位置する市で広島県北部の中心都市。
面積は2005年に近隣の自治体と合併して誕生した庄原市(2代目)が誕生するまでは中国地方の市では最大の面積を持っていた。
目次 |
[編集] 地理
- 中国地方のほぼ真ん中に位置し,北部に中国山地を見上げ、南には平坦な農業地帯を有する。隣接する庄原市とともに、備北地方と呼ばれる県北地域を形成する。また、冬季には多量の降雪がある旧君田村・旧布野村・旧作木村域は豪雪地帯である。
- 江の川本流可愛川、及びその支流、馬洗川、西城川、神野瀬川が交わる盆地を中心とした地域。河川の合流により夏場から秋にかけこの地方では珍しい霧が生じやすく、地元では霧の町とも呼んでいる。
- 初代三次市発足前は、西城川に架かる巴橋をはさんで、北側が三次町、南側が十日市町と独立した地方自治体でいわゆる双子町と言われる市街形態だった。
[編集] 歴史
[編集] 三次市域の事象
[編集] 江戸時代以前
- 弥生時代後期に四隅突出型墳丘墓が三次盆地で発祥し、出雲地方一体で採用され、さらには北陸地方にまで広がった。
- 古代は吉備国の一部で、7世紀後半に同国が分割されると備後国に属した。
- 現在の三次市の一部領域は安芸国に含まれる。
- 室町時代には山名氏の領地となり、戦国時代は尼子氏と大内氏の間で戦闘が続いたが、16世紀後半に毛利元就の勢力拡大によって毛利氏の支配下に入る。
- 1600年、関ヶ原の戦いの後に領主が毛利輝元から福島正則に変更され、現在の三次市域は広島藩の領地となる。
- 1619年、福島正則が改易され、浅野長晟が新たな領主となる。以後、明治維新まで浅野氏の支配が継続。
- 1632年、浅野長晟の子、浅野長治により広島藩の支藩として三次藩(三好浅野藩)が立藩。
- 1720年、三好藩は廃藩となり、領域は広島藩領に復する。
- なお、平成の大合併で編入された地区の一部は福山藩領であった。
[編集] 明治から戦前
- 1872年、廃藩置県により広島県の一部となる。
- 1889年4月1日、町村制の施行により三谿郡(みたにぐん)と三次郡が成立。
- 1898年4月20日、広島県第三尋常中学校が創立。
- 1898年10月1日、1889年成立の2郡が合併して双三郡(ふたみぐん)が成立(三次町、他に17村)。
- 1915年、芸備鉄道により広島市内(東広島駅(初代))から鉄道が延伸。
- 1917年、5月1日に十日市町、10月1日に吉舎町が成立。
- 1921年6月1日、三良坂町が成立。戦後まで双三郡内には4町が存在する。
- 1923年12月8日、芸備鉄道の備後庄原駅延長開業により同鉄道の現市域区間が全通。
- 1930年1月1日、芸備鉄道に十日市駅開業(1933年に備後十日市駅に改称)。
- 1933年11月15日、福塩北線の田幸(現在の塩町)~吉舎間が開業。
- 1937年、芸備鉄道(備後十日市~広島間)が国有化され国鉄芸備線になる(1987年にJR西日本へ移管)。
- 同鉄道の備後十日市以西は1933年に国有化され、1936年に備中神代駅からの現芸備線区間が全線開通済み。
- 1945年、8月6日の広島市への原子爆弾投下に際し、三次から広島への救援隊が派遣。
[編集] 第二次世界大戦後
- 1949年、広島県立三次高等学校設立(学制改革により戦前の三次中学校と三次高等女学校を統合)。
- 1950年、同年設立の広島カープ(現在の広島東洋カープ)が三次(十日町)でのプロ野球主催試合開催を開始。
- 1954年3月31日、三次市(初代)成立(「沿革」参照)。
- 1954年12月10日、備後十日市駅を三次駅に改称。
- 1955年3月31日、三和町成立(戦後唯一の町新設)。同日、国鉄三江南線三次~板敷間が開業。
- 1957年4月6日、三次市営球場でセントラルリーグ公式戦、広島カープ対国鉄スワローズ(現在の東京ヤクルトスワローズ)戦を開催(2-6で国鉄が勝利、勝ち投手は金田正一)。
- 同年7月に広島市民球場が開場し、カープの主催試合開催は同球場に集約された結果、それまで年2-3試合あった三次でのプロ野球公式戦開催が途絶える。
- 1965年、東洋工業(現在のマツダ)が三次自動車試験場(テストコース)を開設。
- 1968年、広島県と三次市の企業誘致により三次電機(現在のミヨシ電子)が同市内に設立され、テレビジョン生産を開始[2]。以後、電機・電子関係の企業立地が進む。
- 同社は2003年に本社を市外に移したが、現在まで三次市内に生産拠点を維持。
- 1972年、夏の長雨による水害(いわゆる47水害)により江の川の堤防が決壊、市内中心部のほぼ全域が冠水した。市内の各地に被災水位のプレートが残っている。
- 1975年8月31日、国鉄三江線が全通。
- 1978年10月28日、日本道路公団により中国自動車道北房IC~三次IC間が開通。
- 1979年、史跡公園として広島県立みよし風土記の丘が開園。
- 1989年3月17日、東京駅~広島駅間の夜行高速バス、ニューブリーズ号が運行を開始し、三次駅にも停車。三次市と東京都内を結ぶ初の直行交通機関となる。
- 1990年、第39代アメリカ合衆国大統領を務めたジミー・カーターが甲奴町を訪問。
- 1993年、みよし運動公園が開園。
- 同公園内の陸上競技場は、1994年に開催された広島アジア大会のサッカー競技会場として使用された。
- 1997年、君田村などが同地域で行われるアメリカ空軍戦闘機の低空飛行訓練に反対し、その中止を求める「米軍の低空飛行の即時中止を求める県北連絡会」を結成。
- 2001年、広島県立みよし公園が開園。
- 2004年4月1日、三次市(2代)成立(「沿革」参照)。
- 2005年9月11日、第44回衆議院議員総選挙。三次市が含まれる広島県第6区では国民新党の亀井静香が同小選挙区で4期連続、通算で10度目の当選。
- 隣接する庄原市出身の亀井は同市内でも強い支持基盤を持ち、新人の堀江貴文らを退けた。
- 2006年4月15日、同市出身の日本画家の奥田元宋とその娘で人形作家の奥田小由女の作品を展示する「奥田元宋・小由女美術館」が市内に開設。
- 2009年6月17日、三次市みよし運動公園野球場の竣工に合わせ、同球場でプロ野球セ・パ交流戦の広島東洋カープ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦を開催予定。三次市内での公式戦開催は52年ぶり、15試合目となる[4]。
[編集] 三次市の沿革
[編集] 初代三次市(1954年~2004年)
- 1954年3月31日、双三郡の十日市・三次両町及び粟屋・神杉・河内・酒河・田幸・和田各村が対等合併し、三次市(初代)市制施行。
- 1954年11月3日、皆瀬町全域と向江田町の一部を双三郡三良坂町に割譲。
- 1956年9月30日、双三郡川地村を編入。
- 1958年2月11日、双三郡川西村を編入。
- 1958年4月1日、有原町の一部を双三郡三和町に分離。
- 2003年12月15日、広島県内の市で初めてISO14001を取得した。
[編集] 2代目三次市(2004年~)
[編集] 行政
[編集] 歴代市長
- 初代 吉岡 広小路(2004年4月18日~2008年4月17日 1期)
[編集] 経済
[編集] 産業
- マツダ三次自動車試験場(開発中の新型車のテスト走行や新型車の試乗イベントなどを行っている)
- カープソース本社工場
- 農業
- 漁業
- 鮎漁、鵜飼、鯉漁など、内水面での漁業を生業としている者が、かつては少数ながらも存在していた。現在は観光などを除き、衰退している。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 海外
[編集] 地域
[編集] 人口
| 三次市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 三次市の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
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■紫色は三次市
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 教育
[編集] 小学校
全て三次市立の小学校
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[編集] 中学校
全て三次市立の中学校
- 三次中学校
- 十日市中学校
- 川地中学校
- 八次中学校
- 甲奴中学校
- 君田中学校
- 布野中学校
- 作木中学校
- 吉舎中学校
- 三良坂中学校
- 三和中学校
- 塩町中学校
[編集] 高等学校
- 県立三次高等学校
- 県立三次青陵高等学校(旧県立三次工業高等学校)
- 県立日彰館高等学校
[編集] 専修学校
[編集] 特別支援学校
[編集] 学校教育以外の施設
[編集] 交通
[編集] 鉄道
代表駅は三次駅である。三次駅は中国地方中心部の交通の要衝のひとつで広島駅からの快速列車「みよしライナー」もある。福塩線は塩町駅での分岐だが三次まで乗り入れる。
[編集] 道路
[編集] 高速道路
[編集] 一般国道
[編集] 県道
- 市内を走る県道:
[編集] 道の駅
- ゆめランド布野(国道54号)
- ふぉレスト君田(広島県道39号三次高野線)
- みわ375(正しくは道の駅ではなく、物産館。第3セクターによるドライブインの扱い。国道375号)
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 観光
- 常清滝(日本の滝百選、作木町)
- 鳳源寺(境内に大石内蔵助良雄が植えた「枝垂れ桜」、浅野内匠頭長矩の正室・阿久利(瑤泉院)の「瑤泉院遺髪塔」などがある。三次町)
- 運甓居(頼山陽のおじで頼杏坪の役宅、三次町)
- 尾関山公園(桜の名所、三次町)
- 若宮公園(桜の名所、十日市南)
- 三次人形窯元(江戸時代より続く県内唯一の人形窯元、十日市南)
- 三次市歴史民俗資料館(稲生物怪録関連書籍など、三次町)
- 広島県立みよし風土記の丘(浄楽寺・七ツ塚古墳群など中国地方最大の古墳群、小田幸町)
- 鵜飼(馬洗川、十日市東)
- 広島三次ワイナリー(ワイン醸造、東酒屋町)
- 三次ベッケンビール(地ビール、十日市西)
- 霧の海(高谷山、粟屋町)
- ジミー・カーターシビックセンター(甲奴町)
- 道の駅ゆめランド布野(布野町)
- 平田観光農園(梨・桃・りんごなど、上田町)
- 君田温泉「森の泉」(「道の駅ふぉレスト君田」の一角にある温泉宿泊施設 君田町)
- 奥田元宋・小由女美術館(平面の絵と立体の人形、二つの芸術が展示されています 東酒屋町)
- いにしえの里三次 物怪・でこ街道(うだつと白壁の町並み、三次町)
- ウッドピアみよし(東酒屋町)
[編集] 作品
- 朝霧の巫女(漫画、アニメ作品)の舞台
- 後鳥羽伝説殺人事件(浅見光彦が活躍する内田康夫の小説)の舞台
[編集] レジャー
[編集] 地場産品・土産品
- 三次人形
- 三次ピオーネ
- 泡雪(和菓子)
- 乳団子
- 三次ワイン(広島三次ワイナリー)
- ベッケンビール(三次麦酒株式会社)
- 地酒
- 白蘭(はくらん)
- 美和桜(みわざくら)
- 福六(ふくろく)
- 瑞冠(ずいかん)
- 「ワニ」と呼んで鮫を食べる習慣がある。(ワニ料理)
- 三次きんさい米
[編集] 祭り
- 三次さくら祭
- 輪くぐり祭(三次 太歳神社 十日市中 厳島神社)
- いこいの森「ホタル祭」(吉舎)
- 小童の祇園まつり(甲奴)
- 祇園まつり(三良坂)
- 三次きんさい祭
- 管絃祭(十日市中 厳島神社)
- やまめ祭り(吉舎)
[編集] 三次市出身の有名人
- 辻村寿三郎(人形作家)
- 中村憲吉(アララギ派の歌人、旧布野村)
- 山代巴(労働運動家 「荷車の歌」、旧三良坂町)
- 森滝市郎(原水爆禁止運動に尽力 旧君田村)
- 奥田元宋(画家、吉舎町)
- わちさんぺい(漫画家)
- 田島伸二(雲の夢想録、大亀ガウディの海、作家、教育者)
- 成世昌平(民謡・歌謡曲歌手)
- 佐々元十(記録映画作家 プロレタリア映画運動の先駆者)
- 不二川公勝(浄土真宗本願寺派総長、旧吉舎町)
- 門前眞佐人(大阪タイガース - 結城ブレーブス - 金星スターズ - 大阪タイガース - 大洋ホエールズ - 広島東洋カープ)
- 岩本義行(南海ホークス - 大陽ロビンス - 東映フライヤーズ - 近鉄バファローズ)
- 原伸次(広島東洋カープ - 横浜ベイスターズ - 広島東洋カープ - 中日ドラゴンズ)
- 二岡智宏(読売ジャイアンツ - 北海道日本ハムファイターズ)
- 大田泰示(読売ジャイアンツ)
- 福原忍(阪神タイガース)
- 永川勝浩(広島東洋カープ)
- 梵英心(広島東洋カープ)
- 田中大輔(中日ドラゴンズ)
- 竹村栄哉(ベルマーレ平塚 - 水戸ホーリーホック - 大分トリニータ - 大宮アルディージャ - サガン鳥栖 - V・ファーレン長崎)
- 中重勝(射撃アトランタ・シドニー・アテネオリンピック日本代表 広島県警)
- 坂井義則(東京オリンピック聖火リレー最終ランナー)
- 升田幸三(将棋棋士、実力制第四代名人、名人・王将・九段の三冠制覇、旧三良坂町)
- 松藤好典(広島ホームテレビアナウンサー)
- 柏村武昭(元中国放送アナウンサー、元参議院議員)
- 角浜修(競艇選手、A2級)
- 西尾大介(アニメーション監督、東映アニメーション)
- 新宅冨士夫(元広島テレビ放送アナウンサー)
- 佐々木梨絵(グラビアアイドル・タレント)
[編集] 市外局番
- 0824(市内局番は40~69) … 甲奴地区以外(三次MA)
- 0847(市内局番は40~69) … 甲奴地区(府中MA)
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- 天気予報は0826-177
- なお、以下の地区との通話時は同一市外局番でも市外局番からのダイヤルが必要である。
- なお、かつて同じ0824エリアだった黒瀬・安芸津地区を除く東広島市(東広島MA)は2004年2月7日に082(市内局番は400~409、420~439、490~499)に変更された。
[編集] 郵便番号
- 郵便事業支店・集配センター
[編集] その他
- 三次警察署(市内全域)
- 広島ナンバー
- 同音の自治体
- 三好市 (徳島県)
- 三好郡 (-ぐん。徳島県)
- 三好町 (-ちょう。愛知県)
- 旧三好町 (-ちょう。徳島県) - 廃町。
- 旧三芳町 (-ちょう。愛媛県) - 廃町。
- 三芳町 (-まち。埼玉県)
- 三芳村 (-むら。千葉県)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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