スカイマーク
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| スカイマーク | ||
|---|---|---|
| IATA BC |
ICAO SKY |
コールサイン Skymark |
| 設立日 | 1996年 | |
| ハブ空港 | 東京国際空港 (第1旅客ターミナル) |
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| 保有機材数 | 10機 | |
| 目的地 | 5都市 | |
| 本拠地 | 東京都大田区 | |
| 代表者 | 西久保愼一(代表取締役会長兼社長) | |
| ウェブ: http://www.skymark.co.jp/ | ||
| 種類 | 株式会社 | |||
|---|---|---|---|---|
| 市場情報 |
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| 本社所在地 | 〒144-0041 東京都大田区羽田空港一丁目5番5号 |
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| 設立 | 1996年(平成8年)11月12日 (スカイマークエアラインズ株式会社) |
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| 業種 | 空運業 | |||
| 事業内容 | 定期航空運送事業 | |||
| 代表者 | 西久保愼一(代表取締役会長兼社長) | |||
| 資本金 | 47億7,746万5,000円 (2008年11月21日現在) |
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| 売上高 | 503億7,316万1千円(2008年3月期) | |||
| 総資産 | 184億1,572万8千円 (2008年3月31日現在) |
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| 従業員数 | 1,072人(2008年11月21日現在) | |||
| 決算期 | 3月31日 | |||
| 主要株主 | 西久保愼一 44.87% (株)エイチ・アイ・エス 17.33% オリックス(株) 2.01% (2008年3月31日現在) |
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| 関係する人物 | 澤田秀雄 | |||
| 外部リンク | www.skymark.co.jp | |||
スカイマーク株式会社(Skymark Airlines Inc.)は日本の航空会社。2006年10月1日より、旧社名の「スカイマークエアラインズ株式会社」(Skymark Airlines Co., Ltd.)から、略称として定着していた「スカイマーク」に社名を変更した。(なお、英文表記では引き続き "Airlines" が使われる)
目次 |
[編集] 概要
いわゆる規制緩和による新規参入航空会社の第一号。
大手旅行代理店のエイチ・アイ・エス社長・澤田秀雄らの出資により1996年11月に設立された。1998年(平成10年)に福岡空港-羽田空港間で運航を開始。機内サービスを簡素化し普通運賃を当初、他航空会社の普通運賃の半額に抑え、平均搭乗率80%以上を記録した。しかし、既存航空会社はスカイマーク便前後に同一金額にした座席を設ける対抗策をとった。
その結果、スカイマークは次第に搭乗率を下げ平均搭乗率が60%を切る事が多くなりさらに苦しい赤字経営となったが、その後自社による副操縦士の教育プログラムや自社整備の拡大、航空運賃の見直しを図るなどし一時的ではあるが黒字を出すまでになった。
しかし、2003年ごろには累積赤字が130億円に達し、一時は東証マザーズの上場廃止の危機に瀕する。そこで、インターネットサービスプロバイダ(ISP)のゼロ株式会社会長・西久保愼一が増資を引き受け、2004年に同社がスカイマークと合併し社長に就任した(なお、クレジットカード決済代行会社の「株式会社ゼロ」とは全く関係ない。ゼロ株式会社のISP事業は合併とほぼ同時期にGMOインターネットへ売却されている)。
2005年ごろには運航トラブルが続発したこともあってさらに経営は悪化したが、機材の置き換えやサービスの工夫などによって2007年ごろから徐々に経営は上向き、2008年3月期ではようやくの黒字を確保した。
現在・過去も含め新規参入航空会社では唯一スカイマークだけが上場している。他の新規参入航空会社が次々と経営再建状態に陥っている中で、苦しいながらも唯一成功した新規航空会社といえる。
なお、スカイマークは、日本の定期航空会社としては唯一定期航空協会や全日本航空事業連合会等の業界団体に加盟していない(他の定期航空会社は、新興会社や貨物会社も含め両者に加盟している)。
[編集] 沿革
- 1996年11月12日 - 設立
- 1998年9月19日 - 羽田~福岡線就航
- 1999年4月24日 - 大阪(伊丹)~福岡、大阪(伊丹)~札幌(新千歳)線就航 (2000年6月廃止)
- 2000年5月31日 - 東証マザーズ上場
- 2000年9月 - 全日本空輸(ANA)に委託していた航空機の整備を自社で行うようになる
- 2002年4月18日 - 羽田~鹿児島線就航
- 2003年3月7日 - 羽田~韓国・仁川に週末国際チャーター便就航開始。(現在は休止中)
- 2003年4月25日 - ANAの撤退を受け、羽田~徳島・青森線に就航 (青森線は2003年11月末廃止)
- 2003年10月 - 西久保愼一が社長に就任
- 2004年11月 - インターネットプロバイダーのゼロを吸収合併
- 2005年3月1日 - 1:200の大幅な株式分割を実施
- 2005年3月 - 羽田~関西線就航(1日4往復)。 CIを導入、ロゴマーク、機体塗装が一新される
- 2005年4月 - 日本航空とのコードシェア便運行を開始(羽田-関西)
- 2005年7月1日 - 羽田~沖縄(那覇)線深夜便を運航(2005年9月まで)
- 2005年8月23日 - 羽田~北九州線に新空港開港日の2006年3月16日に参入すると表明するが、空港ターミナルビル側が駐機スペース不足を理由に乗り入れを拒否される。
- 2005年10月12日 - 羽田~新千歳に2006年4月に参入すると発表。同時に羽田~関西空港、羽田~徳島線、及び羽田~鹿児島間の廃止を決定
- 2005年12月 - 新機材ボーイング737-800型機の導入を開始、順次置き換え予定
- 2006年2月16日 - 神戸空港開港に合わせ、羽田~神戸線に就航(1日7往復) 日本航空とのコードシェア便運行(2005年4月~5月)
- 2006年3月31日 - 羽田~関西空港線廃止
- 2006年4月13日 - 羽田~徳島線廃止
- 2006年4月21日 - 羽田~鹿児島線廃止
- 2006年4月28日 - 羽田~新千歳線に就航
- 2006年10月1日 - スカイマークエアラインズ株式会社(英文名 Skymark Airlines Co., Ltd.)から、スカイマーク株式会社(英文名 Skymark Airlines Inc.)に商号変更。
- 2006年12月22日 - 保有機数が10機に到達。
- 2007年2月21日 - 神戸~那覇線を夏季限定で運行すると発表。
- 2007年5月15日 - 神戸~新千歳線へ3年後を目処に就航する意向を表明。
- 2007年7月13日 - 2月に就航を表明していた神戸~那覇線へ就航(夏季限定運航)
- 2007年8月9日 - 羽田~旭川線を2008年春ごろの就航計画を発表。
- 2007年8月13日 - ボーイング737-800型機の5号機到着、保有機数が11機に到達。
- 2007年9月4日 - ボーイング767-300型機のJA767Eが退役。保有機数が10機に。
- 2007年11月14日 - 中部国際空港への乗り入れを表明。
- 2008年1月28日 - ボーイング737-800型機の6号機到着、保有機数が11機に到達。
- 2008年1月30日 - 国土交通省へ4月25日からの羽田~旭川線就航を申請。
- 2008年4月25日 - 羽田~旭川線就航。
- 2008年6月8日 - ボーイング737-800型機の7号機到着、保有機種が12機に到達。
- 2008年6月16日 - ボーイング767-300型機のJA767Aが退役。保有機種が11機に。
- 2008年12月1日 - 本社を東京国際空港整備場地区に移転。
[編集] 各種サービス
[編集] 機内サービス
かつては機内ドリンク(ミニペットボトル5種・パックジュース)、機内誌、紙おしぼりなどに加え、菓子(飴やチョコレート、おかき)を機内で無償提供していた。
また、上級クラスのシグナスクラスでは時間帯によってカレーライスなどの食事を出し(あたたかい食事を提供していたのは当時スカイマークのみであった。のちにシグナスクラスの料金値下げに伴ってサンドイッチ等に簡素化される)、それ以外の時間では上記のお菓子をバスケットに詰め合わせたものを提供していた。また、ウェルカムドリンクも用意していた。
2005年10月12日に発表した「第二の創業」と位置づけた経営方針の転換に伴い、2006年2月1日、大幅な運賃値下げを行った。これに伴い、大幅なサービスの簡素化も行われた。機内サービスは普通席、上級席(シグナスクラス)とも、ひざ掛け毛布と幼児向け絵本の貸し出し、自社時刻表の配布、機内誌の配布、希望者への紙おしぼり配布に限定し、茶菓、機内番組、新聞、雑誌などの配布を中止している。
しかし、機内で飲料が(有料であっても)まったく提供されないということに問題が生じ、那覇線での試験販売の後、2007年2月1日より飲料は100円(ソフトドリンクミニペットボトル7種・キリンのどごし生)・300円(神戸ワイン赤・白)で機内販売を開始した。飛行時間が長い東京-那覇線に限っては無料ドリンクサービスが再開されることとなった。また、2007年4月1日より、機内誌「SKYMARK」も発行を再開した。
[編集] 運賃など
「大手より約40%安い普通運賃」「一部座席5,000~10,000円均一(SKYバーゲン)」は、一見して無謀にも思える価格設定であるが、「搭乗率が8割を超えれば黒字が達成できる」(西久保社長)戦略とされている。大手2社がアッパークラスの拡充に尽力する中での賭けとも言えるが、今のところ「SKYバーゲン」は完売が続いている。2006年2月の普通運賃値下げに際して強く打ち出された「ノン・フリル(サービスなし)」がどれだけ顧客に受け入れられるか、「格安航空会社」の老舗がどれだけ業績を伸ばせるかが、今後の注目すべき点だといわれている。
欠航時は運賃の無手数料払い戻しか後続・後日の自社便への無手数料変更のみとし、他社への振替や宿泊手配、食事券の配布などを中止としていたが、この対処は特にビジネス客には不評であったことから、2007年2月1日より、会社(スカイマーク)側が選択する他社便への振替も可能となった。
[編集] 現在の設定運賃
- 大人普通運賃・・・上記の通り、大手より40%前後安い運賃である。変更・払い戻しが自由である点は他社と変わらない。
- 子供普通運賃・・・満12歳までが利用できる子供向け運賃。条件は大人普通運賃と同じ。他社と違って大人の半額に設定されていないため、割引運賃を購入したほうが安い場合もある。
- 身体障害者割引運賃・・・身体障害を持つ乗客およびその介護者が対象。条件は普通運賃と同じ。
- 前割21・・・事前購入型運賃。21日前までの購入で割引価格で提供される。購入後の搭乗日・便の変更は出来ない。
- 前割10・8・7・5・3・2・1・・・事前購入型運賃。上記の前割21よりは高く設定されている。特徴としては、他者の事前購入型運賃・前割21は日付・便の変更が一切出来ないが、この運賃は同種運賃なら無料で、前割のカテゴリ内なら差額を支払うことで変更できるようになっている(例:前割10→前割10への変更は無料・前割10→前割8への変更は差額を支払うことで変更可)。
- スカイバーゲン・・・最安値運賃(千歳線ではごく一部の便で前割21のほうが安い場合もある)。2ヶ月前から49日前までに予約・購入が必要。2006年の導入当初は、宣伝もかねて国内全便5,000円という激安価格で販売した。現在では神戸線が7,000円、それ以外の便は10,000円である。
- SKYスペシャル・・・空席状況によって設定される運賃で、インターネット上で対象便を発表する。締め切りは3日前。
- スカイメイト・・・当日空席があれば利用できる運賃。12歳から21歳までが対象。
- スカイフレックス・・・2008年10月1日から登場する新タイプの運賃で、空席状況に応じて運賃が変動する運賃。JALの悟空14にあるダイナミックプライスとは異なり、購入する時点での空席状況によってのみ決まる為、早く買えば買うほどお得である。購入日も搭乗日の前日までと名前の通りフレキシブルな運賃となっている。
2006年に運賃形態を変更した際は、運賃設定を普通運賃・前割7・スカイバーゲン・身体障害者割引運賃のわずか4種に減らしたこともあったが、現在では上記の通り事前購入運賃を最も多く設定している。 また、2008年8月をもってシグナスクラスの運航を終了した。
[編集] 深夜・早朝便
2005年から2007年にかけ、夏季限定で深夜・早朝便の運航を行った。日本で他に深夜・早朝時間帯に定期便をもっているのはスターフライヤーの羽田-北九州線のみである。
[編集] 運航路線
2008年12月現在
東京国際空港 - 神戸空港は日本航空とのコードシェアを行っていたが2ヶ月で中断した。なお、新千歳便の運航に際しては、国土交通省から業務改善勧告を提出の上で運航を認可されるという異例の「条件付き」での認可となった。
2008年は、神戸空港 - 那覇空港の季節運航が後述の運航乗員不足の影響で中止された。新規路線として12月26日より福岡空港 - 那覇空港の季節運航を開始する予定。[1]
[編集] 過去の運航路線
2005年10月12日に発表された事業計画で経営方針の方向が転換されたが、比較的搭乗率が高かった(とはいえ現在の就航路線よりはかなり低い)鹿児島線を運休(事実上撤退)を表明し(開設時には地元商工会からの資金的な支援も受けている)、その後運休後の空き機材を利用し新規参入を表明していた北九州線は物理的理由で断られたので、その運行機材を札幌線に投入するなど、試行錯誤が続き利用客からみればめまぐるしく情勢が移行したことがあった。
[編集] 今後の予定
2008年度より、東京国際空港に次ぐ拠点として中部国際空港への乗り入れを表明した[2]。 現時点では新千歳空港便と福岡空港便を開設する計画が明らかになったが[3]、2008年7月17日に原油高騰とマーケットの動向を理由として、中部国際空港への2008年度の乗り入れを断念したと発表した[4]。 また、2009年2月から中部国際空港と新千歳空港を結ぶ路線を開設する予定。
[編集] 運航機材
ボーイング767-300型機、ボーイング737-800型機を保有している。いずれもGECAS、ILFCまたはACGからのリースである。日本航空や全日空などの競合他社も多数のリース機を運航しており、航空業界において運航機材のファイナンス・リース、オペレーティング・リースは珍しいことではない。
- 全長・・・・54.94 m
- 全幅・・・・47.57 m
- 全高・・・・15.85 m
- 巡航速度・・880 km/h
- 1998年の就航当初から使用している主力機。現在は2号機(JA767B)のみにシグナスクラスが設定されている。新千歳線就航を前に全機新塗装への移行を完了したが、2010年頃を目途に全機が退役し、新型の737-800型に統一する予定である。なお、スカイマークはこれに伴いシグナスクラスを廃止する意向。保有機材の内4号機(JA767D)は就航前に破産した沖縄県のレキオス航空がJA01LQのナンバーで発注していた機体であり、全席革張りシートで液晶画面も装備されている。なお、就航当初はボーイング767の通常座席配置に対し横1列追加した配置(2-4-2の横8列)で話題になったが、4号機(JA767D)以降は通常の設定(2-3-2の横7列)となりシートピッチもJALよりも1インチ広い32インチで、ゆったりした客室仕様となっている。2007年2月から神戸線の就航を開始した。
なお、創業直後は一部の機体に広告(広告主はディレクTV、マイクロソフト[5]・Yahoo! JAPAN[6]・USEN [7]など)塗装を施し、そこからも収入を得ていたが、2005年のCIによる塗装変更以後は行われていない。
| 機体記号 | 型式 | 製造番号 | 座席数 | 受領年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| JA767B | BOEING767-3Q8ER | 27617 | F12/Y297 | 1998/10 | [1] |
| JA767D | BOEING767-36NER | 30847 | Y265 | 2003/09 | [2] |
| JA767F | BOEING767-38EER | 30840 | Y271 | 2005/03 | 2001年製 前アシアナ航空HL7595 [3] |
(2003/4~2004/9 全日空よりJA8255(BOEING767-281)をリースして運航)
- ボーイング737-800 7機
- 全長・・・39.4 m
- 全幅・・・34.3 m
- 全高・・・12.5 m
- 巡航速度・・834 km/h
- 日本の航空会社では二番目にボーイング737NGシリーズ導入。(日本で一番最初に導入したのは、ANA)
2008年8月1日現在7機体制で各路線に就役している。2010年にはボーイング767から機種移管を完了し、14機体制を構築する予定。2号機の登録記号が「K」としたのは「I」は数字の「1」と紛らわしいため、登録番号では使えないことや「J」はJAL機と誤解される可能性があるため(JAL・777-300ERに『JA737J』が登録済・導入予定機種)、スカイマーク側が国土交通省への機体登録申請時に登録番号の希望から外した為である。(同様に6号機には"0"(zero)と紛らわしい"O"(オー)でなく"P"(ピー)が使われた)従来機にはオプション装備の「ブレンデッド・ウィングレット」は装着されていなかったが、2008年6月受領のJA737Qより装着された。また今後受領する機体にも装着予定であり、トランプに使用される4つのマークが機体ごとにデザインされている。(JA737Q号機はハートマーク、今後受領予定のJA737Rはスペードマーク)
| 機体記号 | 型式 | 製造番号 | 座席数 | 受領年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| JA737H | BOEING737-86N | 34247 | Y177 | 2005/12 | [4] |
| JA737K | BOEING737-86N | 34249 | Y177 | 2005/12 | [5] |
| JA737L | BOEING737-86N | 32694 | Y177 | 2006/06 | [6] |
| JA737M | BOEING737-86N | 32695 | Y177 | 2006/12 | [7] |
| JA737N | BOEING737-8HX | 36845 | Y177 | 2007/08 | [8] |
| JA737P | BOEING737-8HX | 29681 | Y177 | 2008/01 | [9] |
| JA737Q | BOEING737-8HX | Y177 | 2008/06 |
- 同型機の導入により、新規参入組では航空機数・路線規模共に一歩抜き出た格好となった。
なお、同社では中部国際空港への就航に伴い新規に2機を、2009年度中にさらに1機増やし、最終的に2010年ごろの羽田拡張時点で20機程度を保有するという。 保有機数が12機を越えた航空会社は新規航空会社としての羽田空港における発着枠の優先配分が受けられなくなるが、羽田再拡張および中部空港へのハブ分散を図ることで乗り越える意向を見せている。 また、7月以降はシグナスクラス設定機材が1機体制に、そして2008年8月25日をもってシグナスクラスの運航を終了する予定である。
[編集] トピック
- 2004年12月に北海道国際航空(ADO)に対する経営統合構想を表明したり、国土交通大臣を相手取って、北海道国際航空の羽田空港発着枠を巡る訴訟を起こしたが、2006年4月に東京地方裁判所に却下された。
- 2007年6月13日付の日本経済新聞によると、2007年4月-6月の経常利益は6,900万円(同社では数千万円の赤字を見込んでいたが)と、ようやくではあるが黒字を出すことに成功した。さらに8月14日付の日本経済新聞によると、実際には同期の最終利益が3億7,300万円の黒字となった(旅客需要が年間で最も少ない4―6月期の最終損益が黒字になったのは創業以来初めて)。ただし、これは円安・ドル高による為替利益によるものが大きく、今後の情勢には予断を許さないのも事実である。
- 2008年1月31日には、スカイマークとの競合路線(福岡・千歳・那覇線)において、全日本空輸(ANA)が同一時間帯の便のみ採算を度外視し、不当に値下げ(ダンピング)しているとして、公正取引委員会に対し意見書を提出した。サービス内容が簡素化されているかわりに運賃が安いスカイマークに対し、フルサービスを提供するANAが同運賃で座席を提供することは、日本における航空業界の寡占化を進めるものであると主張している。これは、北海道国際航空(ADO)が1998年に新規参入した際にANAが同様に一部運賃を大幅に値下げし、ADOが破綻したという経緯もある。同様の意見書は2002年にも提出しており、その際はANAと日本航空(JAL)が運賃の値下げを取りやめている。また、今回の発表の翌日、福岡線・千歳線の運賃をさらに値下げするとも発表した[8]。しかし、2008年4月23日、ANAは2008年6月の羽田-福岡線で、スカイマークより安い割引運賃を初めて導入することを発表した。
[編集] 不祥事
2006年3月、抜本修理すべき機体を、期限を9ヶ月過ぎるまで放置していた問題が発覚した[9]。また2005年以降、経営陣の方針に批判的なパイロットや確認整備士らが数十人規模で退職し、人手不足と指摘されており、国土交通省が抜き打ち検査を実施するなど、同社の安全管理体制を懸念する声があがっている[10][11]。日本経済新聞の2006年3月21日の社説によれば、西久保社長がITベンチャー企業的な成果主義的人事制度を導入したことが原因といわれ、国土交通省が職員7人による同社専従の特別監査チームを発足させ、場合によっては経営体制の見直しも浮上すると報じている。さらに、2007年4月13日には、航空機に整備漏れがあったこと、把握後も運航したこと[12]に対して、安全運航への認識が甘いとして、国交省から厳重注意を受けている。
2007年11月3日夜、神戸空港から羽田空港に着陸したスカイマーク機内で、ドリンク提供用のカートがギャレーから客室通路に飛び出し、乗客の1人が足を骨折、1人が肩に軽傷を負う事故があった。ギャレーのカートの扉の鍵の閉め忘れと見られている。
2008年3月に、スカイマーク機に搭載の気象レーダーが故障していたことを把握していながら、修理しないまま、羽田空港-新千歳空港間の4便に、そのまま就航させていたことが判明した[13]。羽田空港内に、レーダーの交換部品の在庫が無かったためといい、整備体制の不十分さが指摘されている[14]。
2008年6月、機長2名が病気を理由に退職したため、乗務員が不足し168便が運休する事態になった[15]。6月の運休は旭川空港便48便、新千歳空港便24便、神戸空港便56便、福岡空港便48便の計168便。7月1日〜8月31日には引き続き計124便が運休した他、8月~9月に運航予定であった神戸空港 - 那覇空港の季節運航が中止されている[16]。国土交通省は、同社に対し運休情報の提供を徹底するよう求めるとともに、パイロットを早急に確保するよう指示した。また、6月16日には羽田空港内同社事務所に対して、国土交通省による抜き打ちの立ち入り検査が実施された。
これら、安全・整備上の問題、人事・労使関係の問題、運休便の多さ、新規路線からの短期間撤退などの問題は、日本におけるローコストキャリアの確立という、「産みの苦しみ」が現在も続いているとも考えられている[17]。
[編集] マイレージサービス
スカイマークはマイレージサービスを実施していない。ただし、UFJカードと提携したクレジットカード「スカイマークカード」を発行しており、ポイントを貯めて航空券と交換できるようになっている。とはいうものの、ポイントの有効期限が12ヶ月と、全日本空輸・日本航空の最大36ヶ月、エア・ドゥ・スカイネットアジア航空(半券を集める仕組み)の最大24ヶ月と比べても短い。
[編集] かつてのキャッチコピー
スカイマークはかつて、以下のキャッチコピーを用いていた。
- 空をもっとカジュアルに。(創業~2006年1月、もっとも長く使われたコピー)
- 新しい空の、挑戦は続く(2005年ごろのわずかな期間)
- We love Sky(2006年2月16日、神戸線就航前後のみ使用)
- We are Sky(2006年4月28日、新千歳線就航前後~現在)
現在では特にキャッチコピーを使用していない。
[編集] 広告宣伝
- FM沖縄の「椎名誠のじゅね~ラヂオ」(毎週土曜日の午前11時~11時30分)を提供している。
- 1998年の就航開始時に、史上初の「スチュワーデス写真集」である「Open Sky」(扶桑社刊)を発表した。現役女性客室乗務員と当時のキャンペーンガールがモデルとなり、水着や制服グラビア満載の写真集に仕上がっており大きな話題となった。
- 日本プロ野球のチームの一つオリックス・バファローズが使用している神戸総合運動公園野球場の命名権を購入して、「スカイマークスタジアム」としている。
[編集] 脚注・出典
- ^ プレスリリース 年末年始に福岡-沖縄線運航
- ^ スカイマーク 中部国際空港へ乗り入れ表明
- ^ 中日新聞 スカイマークが来年12月就航(2007年11月)
- ^ スカイマーク 中部国際空港へ乗り入れ断念
- ^ 機材広告_マイクロソフト/JA767B ※:現在は通常塗装に戻されている。
- ^ 機材広告_ヤフージャパン/JA767A ※:現在は通常塗装に戻されている。
- ^ 機材広告_USEN/JA767A ※:現在は通常塗装に戻されている。
- ^ 「公正取引委員会へ意見書を提出」(PDF) 2008年1月31日
- ^ 「スカイマークエアラインズ(株)に対する厳重注意について」2006年3月14日、国土交通省航空局航空機安全課
- ^ 2006年4月11日 衆議院国土交通委員会が西久保会長兼社長および井手副会長を参考人招致(議事録, ビデオ)
- ^ 2006年6月13日 参議院国土交通委員会が西久保会長兼社長および井手副会長を参考人招致(議事録)
- ^ 不適切な整備管理の実施について スカイマーク 2007年4月13日
- ^ スカイマーク、気象レーダー故障のまま運航…特別監査へ 読売新聞 2008年4月26日
- ^ スカイマーク機レーダー故障、拠点・羽田に交換部品在庫なし 読売新聞 2008年4月26日
- ^ 運休便のお知らせ 2008年6月2日 スカイマークニュース
- ^ 2008年7月、8月 運休便のご案内 2008年6月10日 プレスリリース
- ^ 業務改善計画書提出について(PDF) 2006年4月24日
[編集] 関連項目
- 神戸総合運動公園野球場(命名権公募により2005年からスカイマークスタジアムとなる)
- 契約制客室乗務員
- 格安航空会社
- ラッピング車両(航空機)
[編集] 外部リンク
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