ピッチクラス
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ピッチクラス(英:pitch class 直訳:音高の集合)とは、同じ音名を与えられている音の集合である。
[編集] 概要
ピッチクラス集合論では、次のように定義される。
- ある2つの音があって、その周波数が x, a であるとする。このとき、x = 2naとなるような整数 n が存在するとき、x, a はオクターブに関して同値であるといい、 x ~ a とあらわす。ここで、{x | x˜a}であらわされる集合をピッチクラスといい、これには整数による音名を与えることにする。
すなわち、例えばC0音, C1音, C2音は、オクターブによる違いを無視して、同じピッチクラス「C」に分類される(この例では[C2の周波数] = 2×[C1の周波数] = 22×[C0の周波数]が成り立つ)。これは集合論的に次のように表される。
- C = {C0, C1, C2, ...}
また、完全平均律において、D#音とE♭音とF♭♭音などの異名同音は、同じピッチクラスに分類される。
これらのピッチクラスには以下の整数値が与えられ、平均律上で半音が1、1オクターブが12となるように定められている。
| ピッチクラス値 | 音名(平均律) |
|---|---|
| 0 | ド(ハ・C) |
| 1 | ド#(嬰ハ・C#) /レ♭(変ニ・Db) |
| 2 | レ(ニ・D) |
| 3 | レ#(嬰ニ・D#) / ミ♭(変ホ・Eb) |
| 4 | ミ(ホ・E) |
| 5 | ファ(ヘ・F) |
| 6 | ファ#(嬰ヘ・F#) / ソ♭(変ト・Gb) |
| 7 | ソ(ト・G) |
| 8 | ソ#(嬰ト・G#) / ラ♭(変イ・Ab) |
| 9 | ラ(イ・A) |
| 10 | ラ#(嬰イ・A#) / シ♭(変ロ・Bb) |
| 11 | シ(ロ・B) |
これに転じて、移動ド的な階名としてピッチクラス値が用いられることもある。 例えば旋律的短音階はピッチクラス表記で{0,2,3,5,7,8,11,12}などと表記する。

