アイアンコング

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アイアンコング(iron kong) は、タカラトミー(旧トミー)より発売されているゾイドシリーズのキャラクターで、またその背景設定に登場する架空の兵器


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 機体解説

アイアンコング
IRON KONG
形式番号 EPZ-002(ゼネバス帝国
EZ-015(ガイロス帝国
所属 ゼネバス帝国
ガイロス帝国
分類 ゴリラ
全長 11.5m
全高 17.7m
全幅 13.1m
重量 187.0t
最高速度 150km/h
乗員人数 2名
武装(旧) 6連装大型ミサイルランチャー
ミサイルポッド
長射程対地ミサイル×2
補助エネルギータンク
大型レーザー・サーチライト
武装(新) TVM地対地2連装戦術ミサイル
10連発自己誘導ロケット弾ランチャー
対ゾイド6連装ミサイルランチャー
アイアンハンマーナックル×2
複合センサーユニット

中央大陸戦争時にゼネバス帝国が開発したゴリラ型巨大ゾイド。

ZAC2032年、中央大陸戦争が激化する中、ゼネバス帝国が戦局打開をかけて開発し、当時接近戦で無敵を誇ったゴジュラスを射撃戦で撃破するというコンセプトで開発された。

長距離と中距離に対応した2種のミサイルを装備。格闘戦に特化しているゴジュラスには劣るが、重装甲とゴリラ特有の長い腕により水準以上の格闘性能を持つ。策敵用のセンサーや電子装備も充実。全天候戦闘能力を持ち、オールマイティに戦える故に万能ゾイドと呼ばれ、総合性能ではゴジュラスを上回るとも言われる。

強力なゾイドは気性が荒いせいで操縦が難しい機種が多いが、アイアンコングは比較的性質がおとなしく、加えて複座型にし、パイロットと射撃手を分担することにより、操縦は容易である。高性能・多用途・操作性のバランスが整っており、旧大戦経験のパイロットたちの間では「ゾイドの最高傑作」と評価が高い。


[編集] キット

電池ボックスが2ヶ所ある。背中の電池ボックスには単三電池2本、胸の電池ボックスには単二電池1本(旧製品は単三電池2本)が必要。前者が歩行と発声、後者が発光を担当する。動力スイッチは腰にあり、スイッチを入れると、首を左右に振りながら四手足を動かして歩行し、背部の連装ミサイルを反時計回りに回転させる。ある程度歩行すると鳴き声を発し、目の中に仕組まれたライトが光る。鳴き声を最初に導入したゾイド(他に鳴き声を出すゾイドは、キングゴジュラス・ゴジュラスギガ・ムゲンライガー)。素体フレームはゴーレムデッドリーコングに流用されている。右肩に装着するミサイルランチャーには弾丸発射機構があり、弾丸を弾倉部分に入れて、後部スイッチからスプリング式で発射できる。

新シリーズでは1999年10月に復刻発売。Mk-II仕様も「アイアンコングPK」や「アイアンコングイエティ」など名称を変更して限定発売される。アイアンコングMk-II量産型もトイズドリームプロジェクトで復刻された。なお旧ゼネバス時代は目の部分が赤、ボディはやや明るい黒と赤、キャップの色が緑だったが、1999年に復刻されたガイロス帝国版では目の部分は緑、ボディはメタリックブラックとやや暗い赤、キャップは灰色にそれぞれ変更されている。カラーリング以外にも、腹部バッテリーボックス周りと弾丸の形状が変更された。

[編集] 劇中での活躍

バトルストーリー

ゾイドバトルストーリー1巻では、その巨体に共和国兵士は「山が動いた!」と驚き、アルダンヌの戦いではゴジュラス200機とコング150機が激突。共和国が勝利したが、ゴジュラスの損失が140台、コングの損失が100台で、損害ではゴジュラスが上回ってしまい、この戦いでコングのアウトレンジ戦法に対し、ゴジュラスが長距離戦に有効な射撃武器を持っていないため、共和国はゴジュラスの強化に取りかかり、完成したのがゴジュラスMk-IIである。

対ゴジュラス用のため、ゴジュラスの帝国基地潜入作戦やウルトラザウルスを護衛するゴジュラスMk-IIとの戦いなどゴジュラス絡みの戦いが多い。エコーが考案し、後に正式採用されたアイアンコングMk-ⅡはゴジュラスMk-Ⅱと戦ったり、ゼネバスの逆襲が始まったアルメーン橋奪回作戦でも共和国軍を蹴散らし、4巻では共和国首都を塞ぐ要塞に陣取り、マッドサンダーに敗れるまで共和国軍から「塔の上の悪魔」と呼ばれた。ゼネバス帝国崩壊後、暗黒軍(ガイロス帝国)で使用され、第一次大陸間戦争終結まで戦い抜き惑星Zi大異変でも生き残った。

新シリーズではゴジュラスと同じく、あまり活躍するシーンがなかったが、PKコングがロブ基地とヴァルハラ攻防戦で、シュバルツコングがブラッディデスザウラー戦で見せ場を創った。

アニメ

アニメ『ゾイド -ZOIDS-』の15話「ZG発動!!」で初登場。スリーパーガイサックをガトリング砲で一蹴した。第1部終盤のデスザウラーとの決戦にも参加。デスザウラーの動きを封じる為に、自ら腕を引きちぎり脚部の関節に詰める等して活躍したが、やられ役描写も多く、ゴジュラスとは未対決で終わってしまっている。

主な搭乗者はシュバルツ少佐。他、シュバルツの部下マルクス少佐や、アルコバレーノのロッソとヴィオーラ、プロイツェンの部下ハーディン准将等。

ゾイド新世紀スラッシュゼロ』ではアイアンコングPKが登場、チーム・チャンプが4機編成で使用。チーム・ブリッツ相手に善戦するも、敗れた。ハリーの発言や素人のマリーですらそこそこ戦えたかなり強力な機体とされている。

ゾイドフューザーズ』ではガミーのゴジュラスギガ相手に善戦するがいつの間にか敗北。後もピアーズのエナジーライガーやブレードの凱龍輝の実験台にされてしまい、帝国側シンボル機でありながら、ゴジュラス同様アニメではあまり良い扱いはされていない。因にシュバルツカスタムである。

ゾイドジェネシス』では、デッドリーコングに出番を譲った。

[編集] 機体バリエーション

[編集] アイアンコングMk-II(限定型)

アイアンコングMk-II(限定型)
IRON KONG Mk-II
番号 EPZ-002R
所属 ゼネバス帝国
分類 ゴリラ
全長 19.1m
全高 20.8m
全幅 13.1m
重量 209t
最高速度 150km/h
乗員人数 2名
主な搭乗者 コマンド・エコー
武装 大型ビームランチャー
連装電磁砲
高高度対空ミサイル×2
長射程対地ミサイル×2
4連装ミサイルポッド
10連装ミサイルポッド
レーザーライト
赤外線ライト
大型レーザーサーチライト
高機動ブースターパック

中央大陸戦争時代、ゼネバス帝国軍のスパイコマンド、エコー中佐がウルトラザウルスを撃破するために先行して試作したイエティコング、スペースコングから得られたデータを基に完成させたアイアンコングの強化機。大口径ビームランチャーや大型ブースターなどの追加装備をほどこされている。機体色は赤。

中央大陸最北端に位置する極寒のザブリスキーポイントにてウルトラザウルスを撃破寸前まで追いつめるが、トーマス中尉操縦のゴジュラスMk-II(限定型)のキャノン砲によって撃破される。このエピソードはゾイドバトルストーリー1巻に「大氷原の戦い」として掲載された。性能は申し分なかったが高コストなため、ゴジュラスMk-II(限定型)と同様に装備を簡略し、量産化された。


(注:「II」は、ローマ数字の2である)

※機体諸元は当時、発売された「メカ生体ZOIDS EPZ-002RアイアンコングMk-II限定型」より

[編集] アイアンコングMk-II(量産型)

アイアンコングMk-II(量産型)
IRON KONG Mk-II
番号 EPZ-002P
所属 ゼネバス帝国
分類 ゴリラ
全長 19.1m
全高 20.8m
全幅 13.1m
重量 198t
最高速度 150km/h
乗員人数 2名
武装 6連装大型ミサイルランチャー
10連装ミサイルポッド
赤外線ライト
長射程対地ミサイル×2
レーザーライト
大型レーザーサーチライト
高機動ブースターパック

アイアンコングMk-II限定型の武装を簡略化した機体。黒とオレンジのカラーが特徴。新シリーズでも別売のCP-11マニューバスラスターユニットを装備したアイアンコングMC(マニューバカスタム)として登場。中央大陸戦争から、ゼネバス帝国滅亡後の第一次大陸間戦争にも暗黒軍ゾイドとして加わり、旧大戦末期まで帝国軍主力ゾイドとして活躍した。2005年にトイズ・ドリームプロジェクトにて復刻発売された。


(注:「II」は、ローマ数字の2である)

※機体諸元は当時、発売された「メカ生体ZOIDS EPZ-002PアイアンコングMk-II量産型」より

[編集] アイアンコング プロイツェンナイツ

アイアンコング プロイツェンナイツ
IRON KONG PK
所属 ガイロス帝国
チーム・チャンプ(スラッシュゼロ
分類 ゴリラ
全長 19.1m
全高 21m
重量 209t
最高速度 170km/h
乗員人数 2名
主な搭乗者 ハーディン准将(ゾイド -ZOIDS-
チーム・チャンプ(スラッシュゼロ
 ハリー・チャンプ
 マリー・チャンプ
 ベンジャミン
 セバスチャン
武装 ビームランチャー
AZ対空ミサイル×2
2連装パルスレーザーガン
動力ケーブル×2
4連装グレネードランチャー
レーザーセンサー
ハイマニューバーブスターパック
バーニアスタビライザー×2
TVM地対地2連装戦術ミサイル
10連発自己誘導ロケット弾ランチャー
アイアンハンマーナックル×2
複合センサーユニット

ガイロス帝国摂政ギュンター・プロイツェン元帥直属の親衛隊、プロイツェン騎士団(通称PK師団)の旗艦機。略称アイアンコングPK、PKコング。通称ブラッディコング。武装は旧アイアンコングMk-II限定型とほぼ同一だが、動力機関の強化、改善により各装備の出力は向上し、最高速度は20km/hも向上した。赤い部分の装甲は、強化装甲を用いている。戦闘力は通常機の3倍以上とされる。

西方大陸戦争第二次全面会戦の戦いにて西方大陸へ派遣。ロブ基地内部に単機突入に成功するも、ゴジュラス・ジ・オーガによって一蹴されてしまう。その後もガイロス帝国首都ヴァルハラにてヘリック・ガイロス連合軍の猛攻を受け撃破されている。

スラッシュゼロ」劇中では、「ピーケー仕様」と呼称された。部品の構成はアイアンコングMk-II限定型と同じだが、キャップと目の色が旧版とは異なる。ハリーが搭乗し、ライガーゼロイエーガーを寄せ付けない強さを見せた。


※機体諸元は当時、発売された「ZOIDS アイアンコングPK」より

[編集] アイアンコングイエティ

アイアンコングイエティ
IRON KONG YETI
所属 ガイロス帝国
ネオゼネバス帝国
分類 ゴリラ
全長 19.1m
全高 20.8m
重量 198t
最高速度 150km/h
乗員人数 2名
武装 TMV地対地2連装ミサイル
10連装自己誘導ロケット弾ランチャー
対ゾイド6連装ミサイルランチャー
ハイマニューバーブースターパック
バーニアスタビライザー×2
複合センサーユニット
レーザーセンサー
アイアンハンマーナックル×2

厳寒の暗黒大陸の冬にも耐え抜き、性能を完全に引き出すことが出来る寒冷地仕様のアイアンコング。装甲のカラーリングはスノーホワイト。旧ゼネバス帝国時代に試作機が生まれたこととなっており、イエティコングがそれにあたる。現在はガイロス、ネオゼネバスの双方で使用されている。バトルストーリーにおけるゾイド公式ファンブック4巻にその姿が見られる。

初出はウェブコミックZOIDS妄想戦記「幻惑の雪山」。限定発売されたキットは成型色が異なる以外MK-II量産型と同一の形状だが、ウェブコミックにおいては右肩の武装が対ゾイドカスタムバルカンとなっていた。


※機体諸元は「ゾイド・コア・ボックス」付属「プロイツェンの反逆」より

[編集] 改造機

[編集] イエティコング

スペースコングと共に試作された寒冷地戦タイプの試作機。ゾイドバトルストーリー1巻に登場。寒冷地においても行動を可能にする生命維持装置を背部に装着。また背面ユニットから肩越しに前方へ向けられた大型ファンはマイナス40℃の冷風を噴き出し敵を凍りつかせる。最終的には実験データをスペースコングと統合し、アイアンコングMk-II限定型が完成した。

[編集] スペースコング

ゾイドバトルストーリー1巻に登場。イエティコングと共に試作された宇宙空間移動タイプの試作機。

大型ロケットブースターにより宇宙まで上昇、背部の宇宙空間移動装置で目的地の上空へと移動した後、ブースターを逆噴射しながら地上へ降下する。この方法だと惑星Ziのあらゆる場所に20分以内で到着できる。最終的には実験データをイエティコングと統合し、アイアンコングMK-II限定型が完成した。

[編集] ブロンズコング

ゾイドバトルストーリー2巻に登場。

一見、ゼネバス帝国首都の王宮の前に置かれたアイアンコングの銅像だが、実は王宮が危機に陥ると自動的に動き出すロボットである。王宮に突入した共和国部隊を蹴散らし、司令本部が置かれたウルトラザウルスに襲いかかるが、ゴジュラスMk-IIに撃破されてしまった。

[編集] ブラックコング

新ゾイドバトルストーリーに登場したガイロス帝国(暗黒軍)仕様のアイアンコング。後にギル・ベイダーに搭載されるビームスマッシャーの試作型を装備している。

共和国軍が最終兵器を開発していたと思われる暗黒軍の兵器工場を襲撃した際、ミッチャム中尉操縦のシールドライガーMk-IIと戦い、ビームスマッシャーで真っ二つにし共和国軍を戦慄させたが、クルーガ少尉操縦のガンブラスターのハイパーローリングキャノンによって蜂の巣にされてしまった。

[編集] ミノタウロス

ゾイドグラフィックスに登場した改造機。腕が細く、戦車パーツを全身に付けている。

デザインと工作は後の24ゾイドゴーレムを手がけた横山宏によるもの。

[編集] アイアンコングSS(シュバルツスペシャル)

ガイロス帝国軍将校カール・リヒテン・シュバルツ専用のアイアンコング。アニメ『ゾイド -ZOIDS-』(原作漫画『機獣新世紀・ZOIDS』も)及びバトルストーリーに登場する。胸部・肩部がアイアンコングPKと同じ赤い強化装甲に換装され、右肩にベルト給弾式のビームガトリング砲を装備しているのが特徴。正規軍仕様のアイアンコングでは唯一、アイアンコングPKに匹敵する戦闘力を持つ。

アニメの第二部ではアイアンコングPKと同型装備で登場。アニメ劇中では「アイアンコングMk-II」と呼ばれた事がある。

[編集] アクアコング

新ゾイドバトルストーリーに登場。

水陸両用機で背中にヘリウムボンベを積み、水中での活動と戦闘をこなす。水流ジェットを推進力としロケット水中銃でウルトラザウルスをも沈めてしまう。

[編集] ゴールドコング

ガイロス皇帝の親衛隊が使用する親衛隊機でガイロス皇帝の皇宮がある島に配備されていた。機体色は金色で通常コングよりも遙かに性能が高く、三倍の性能を有すると言われる。皇宮に迫るキングゴジュラスを迎え撃ったものの、相手が悪すぎて敵うはずもなく、返り討ちにされてしまった。

[編集] 捕獲用アイアンコング

ゲーム『ZOIDS 帝国vs共和国 メカ生体の遺伝子』及び続編である『ZOIDS2 ヘリック共和国vsガイロス帝国』に登場。

右腕に装備した捕獲用ミサイルで対象ゾイドを捕獲する機能を持つが、その際に相手のHPが半減か3分の2位減っていないと捕獲することは出来ず、武器もハンマーパンチ(『2』ではアイアンハンマーナックルに変更)だけで戦闘力だけでなくHPでもオリジナルのアイアンコングよりも低い。

[編集] ブレードコング

ゲーム『ゾイド邪神復活!〜ジェノブレイカー編〜』に登場した改造機。腕部にノコギリ状の刃を装備している。ディープ・フォレスト・ゴジュラス同様にコロコロコミックの読者応募によって選出された機体であり、シナリオではボスゾイドの1体として登場、ゲームクリア後にパスワード入力で入手できる。

[編集] アイアンドリル

ゲーム『ゾイドサーガ2』に登場。砲撃力を強化したアイアンコング。武器は高出力ビームバズーカのみ(ハンマーナックルを除く)。機体色はほぼ全身が青。シルエットはアイアンコングとほぼ同じだが、顔の形はゴリラよりもマンドリルに近く「マンドリル型」と明記されている。

全長19.3m 重量220.0t 最高速度150km/h

[編集] アイアンコング・エヴォルツォーネ

幻のアイアンコング。雑誌で紹介されたが、発売されなかった。価格は19800円を予定していた。

ゴジュラスギガに対抗するメカになる予定だったようである。

[編集] 関連項目

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