東京スタジアム (多目的スタジアム)

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東京スタジアム
(味の素スタジアム)
"Tokyo Stadium"
味の素スタジアム。2006年8月撮影
施設データ
所在地 東京都調布市西町376-3
位置 北緯35度39分東経139度31分
開場 2001年3月10日
所有者 東京都
運用者 株式会社東京スタジアム
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 110.5 m x 75.4 m
設計者 東京スタジアム・日本設計
建設者 大成建設JV・鹿島建設JV
使用チーム・開催試合
FC東京
東京ヴェルディ
収容能力
49,970人

Template(ノート 解説)スポーツ施設pj

メインゲート
株式会社東京スタジアム
Tokyo Stadium Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 東京都調布市西町376番地3
電話番号 042-440-0555
設立 1994年8月11日
事業内容 総合陸上競技場の建設及び管理運営の受託、各種イベントの企画及び開催、スポーツ施設の運営及び管理等
代表者 代表取締役社長 柿堺至(2007年6月就任)
資本金 96億5250万0000円(2007年3月31日現在)
売上高 98億283万7000円(2007年3月期)
総資産 88億9544万8000円(2007年3月31日現在)
従業員数 12人(全員出向)
決算期 3月31日
主要株主 東京都 36.26%
京王電鉄株式会社 9.32%
財団法人東京市町村自治調査会 7.25%
主要子会社 なし
外部リンク http://www.ajinomotostadium.com/
  

東京スタジアム(とうきょうスタジアム)は、東京都調布市西町にある多目的スタジアム陸上競技場として建設されたが、現在は主に球技場として使用される。JリーグFC東京東京ヴェルディがホームスタジアムとして使用している。施設は東京都が所有し、都・京王電鉄みずほ銀行などの出資による第三セクター・株式会社東京スタジアムが運営管理を行っている。

命名権(ネーミングライツ)の売却により、2003年3月1日から呼称を味の素スタジアム(あじのもと-)としている。また味スタという略称も使用される。

目次

[編集] 施設概要

2001年3月10日に、関東村調布基地)跡地で開業。こけら落としはJリーグディビジョン1(J1)開幕戦・FC東京対東京ヴェルディ。いわゆる東京ダービーの記念すべき初戦であった。設計は株式会社日本設計によるものである。

JリーグのFC東京と東京ヴェルディの本拠地として、年間数十試合が開催されている。また、日本フットボールリーグ横河武蔵野FCの主催試合)や大学サッカー(関東大学サッカーリーグ)の他、ラグビーアメリカンフットボールの試合にも使用される。サッカー2002 FIFAワールドカップでは、サウジアラビア代表の練習場として使用された。また、FIFAワールドカップ・オフィシャルコンサートの開催地となり、「INTERNATIONAL DAY」、「KOREA/JAPAN DAY」と銘打ち、2日間のコンサートが行われた。

スポーツ以外にも、野外コンサートフリーマーケットなど、各種イベントの会場として使用されている。また、フジテレビジョンのドラマ「ダンドリ。」で、出演者がチアダンスパフォーマンスをするエンディングのシーンの撮影も、ここで行われている。ウルトラシリーズ仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズでのロケの回数は、かなりのものである。

[編集] 立地

スタジアムは調布基地跡地の南端に位置しており、南には国道20号甲州街道)、京王線が走っており、北側には調布飛行場、北西は東京外国語大学警察大学校を挟んだ反対側に西武多摩川線が走っている。ちなみにスタジアム敷地と国道20号が接する付近には、東京オリンピックの際にマラソン競技の折り返し点となった地点がある。スタジアムへの入り口はこの国道20号線を越えるペデストリアンデッキと一体化したメインゲートを含め、計8個所用意されている。

[編集] スタンド

スタンドは上層(20,600席)、下層(29,370席)の2層からなっており、合計49,970席を擁する。各層とも便宜的にメイン・バック・南サイド・北サイドと区分されているが、構造上は一体化している。スタンド外周には、下層スタンド最上段に直結した開放型のコンコースが設置され、特に制限を設けない限りはコンコースを経由してスタジアムを1周できる。またコンコースから上層スタンドへは、計20ヶ所の階段を用いる。

上層スタンドのほぼ全体と下層スタンドの上段は、屋根で覆われている。屋根の素材は、メインスタンドおよびバックスタンド部分が半透過のテフロン素材であるが、南北両サイドスタンド部分には全透過のポリカーボネート板を採用し、天然芝への日照を確保している。メインスタンドには、ペアシート・招待席・記者席に加え、VIP室・特別観覧室・放送ブース・レセプションホールなどの施設があり、また南北両サイドスタンドには、松下電器製の大型LEDディスプレイアストロビジョンが設置されている。

スタンドの外側は周回車路となっており、それに沿う形で、ほぼ一周が駐車場となっている。バックスタンド下には東京都教育庁調布庁舎があり、体育館もある。正面のエントランスは地下と一階の二層に分かれており、一階エントランス横には防災センターが存在する。

[編集] グラウンド

元来は、2013年に開催される「多摩国体」の主会場となることを想定して、陸上競技場として設計された。しかし、補助グラウンドの整備が遅れ、日本陸連第一種競技場の公認を得られないため、当面サッカーラグビーなど球技専用の競技場として利用されることになり、トラック整備は凍結された。現状もトラック敷設のメドは立っていないため、現在トラック敷設予定部分には人工芝が敷いてある。こうした経緯から、天然芝グラウンドとスタンドはやや距離がある。

また、グラウンド面は掘り下げられて周囲の地平面より低くなっているが、これは隣接する調布飛行場に関連した構造物の高さ制限をクリアするためである。

[編集] 付属施設

  • アミノバイタルフィールド」(スタンド、照明を備えた人工芝の補助グラウンド。約3,000人収容)
  • 「ポケットガーデン」(飲食店を擁するフードコート
  • フットサル用施設(ミズノフットサルプラザ調布、同味の素スタジアムとして運営)
  • スタジアム北側(バックスタンドからサイドスタンドの後方)の「ブレンディ広場」[1]、南側(サイドスタンド後方)の「カルピス広場」[2]
    • 北側広場(ブレンディ広場)には臨時バス乗り場が設置され、イベント開催時のみシャトルバスが運行される場合がある。同広場にはバイク用駐車場も設置される。
  • 商業施設ビル
    • ユーロスポーツ味の素スタジアム店が入居。FC東京や東京ヴェルディの公認グッズも販売している。
  • 駐車場(本体下に普通乗用車400台、西側に同500台が駐車可能)

[編集] 沿革

[編集] 命名権

東京都は2002年秋、東京スタジアムに国内の公共施設としては日本で初めて命名権(ネーミングライツ)を導入することを決定した。食品メーカーの味の素KKが取得に名乗りを挙げ、翌2003年3月1日から2008年2月末までの5年間、12億円で契約に合意。東京スタジアムを「味の素スタジアム」、隣接する補助グラウンドを「アミノバイタルフィールド」に呼称を変更した。

2007年11月に東京スタジアム(運営会社)と味の素KKとの間でネーミングライツ契約の更新が行われ、現在の契約が終了する2008年3月1日から2014年2月末までの6年間、14億円で契約更新。これにより2014年2月までは現在の呼称で運営していくことになった。

2013年開催予定の国民体育大会では開会式会場として使用されるが、今回の契約更新により大会会場の呼称は正式に「味の素スタジアム」となる。

なお、2016年開催に立候補した東京五輪ではサッカー会場として使用することを予定しているが、命名権の契約終了後に行われるものであるため、試合会場の呼称を現時点の正式名称である「東京スタジアム」としている。2014年3月以降について再び契約が更新された場合でも、大会中はIOCによりオリンピックの公式スポンサー以外の企業名は排除される可能性もある。

[編集] 交通

[編集] 鉄道

  • 京王線 飛田給駅より徒歩約5分
    • 距離は約500m、駅前北口からの道路(両側に歩道あり)と国道20号を越える歩道橋で連絡される。
    • 駅の改札口からスタジアムまではエレベーターなどでバリアフリー対応がなされている。
    • イベント開催時には、京王線の優等列車特急準特急急行快速)が臨時停車する場合がある。イベントによっては同駅始発で新宿行の臨時特急・急行列車も運行される(2008年の「a-nation '08」など)。
    • 通常は調布駅から飛田給駅まで各駅停車で2分。臨時停車時は新宿駅から飛田給駅まで特急・準特急で17分、府中駅から同4分。ヴェルディは「東京ヴェルディ1969」と名乗っていた時期に「新宿から味スタまで19分69秒で着く」という宣伝を行っていたが、実際の試合時の移動には19分69秒(=20分9秒)よりも長くかかる。
  • 西武多摩川線 多磨駅より徒歩約20分
    • 同駅からスタジアムまでは路線バスも利用可能で、イベント開催時には臨時バス運行の場合もある(下記参照)。

[編集] バス

  • スタジアム周辺には定期バス路線が存在する。
    • 京王バス東が運行する「調33」「飛01」系統、京王線調布駅北口(「調33」のみ)-飛田給駅北口-西武多摩川線多磨駅で「味の素スタジアム入口」(多磨駅行のみ停車)ないし「味の素スタジアム南口」(調布駅・飛田給駅行のみ停車)バス停下車、徒歩すぐ。調布駅から約10分、多磨駅から約6分。
    • 京王バス東が運行する「武91」系統、中央線武蔵小金井駅北口-調布駅北口で「萩の原住宅」バス停下車、徒歩約5分(約500m)。武蔵小金井駅から約25分。
    • 小田急バスが運行する「境91」系統、中央線・西武多摩川線武蔵境駅南口-調布駅北口-小田急線狛江駅北口も「萩の原住宅」バス停に停車。武蔵境駅から約20分、狛江駅から約25分。
  • イベント開催時には京王バス東小田急バスが臨時のシャトルバスを運行する。バスターミナルはスタジアム北側の広場になる。
    • 中央線・京王井の頭線吉祥寺駅、中央線三鷹駅・武蔵境駅、調布駅、多磨駅、狛江駅の各駅には、スタジアムとの往復バスが運行される(イベントによっては運休路線あり)。
    • Jリーグ公式戦開催時には、スタジアムから新宿駅までの直通バスが運行される(試合終了後のみ、乗車券は事前購入、片道のみで約30分)。これは中央自動車道と首都高速道路4号新宿線を走行する座席定員制の高速バスである。

[編集] 自動車・自転車

  • 同スタジアムは国道20号に面し、東側1kmの所には中央高速道路調布インターチェンジがあるため、自動車交通の便は良く、関係者(チームを含む)や賓客(VIP)の移動は容易である。
  • しかし、同スタジアムに付属する本体下駐車場(約400台)と西側駐車場(500台)は、Jリーグ公式戦などのイベント開催時には関係者のみの利用となる。スタジアム周辺にも一般観戦客が利用可能な駐車場はほぼ無いため、車いす利用者などを除いた自家用車での来場は全く推奨されず、公共交通機関の利用が強く呼びかけられている。
    • 飛田給駅と同スタジアムとの間には駅改札口と駅前広場の間や国道20号を越えるエレベーターが整備され、バリアフリーに配慮されている。
  • スタジアムの南側広場などには2,000台以上の駐輪場が整備され、FC東京では自転車での来場を呼びかけている。また、バイクでの来場者にもスタジアムの隣接地(北側のバックスタンド裏)に駐輪場が整備されている。

[編集] 航空路

  • スタジアムの東側にある調布飛行場の旅客ターミナル(バス停)から萩の原住宅バス停(上記参照)まで1.7km。(京王バスの路線案内による)。同スタジアムのメインスタンドからは、バックスタンドの後方の上空で同飛行場に離発着する航空機を見ることができる。
    • 両地点間を直通するバス便は僅少だが、スタジアムまで徒歩30-40分で移動可能。ただし、同飛行場での開設路線は新中央航空による大島空港新島空港神津島空港伊豆諸島方面便しかないため、同諸島在住者を除くとスタジアム観戦客が利用する機会は少ない。
  • 東京の代表的な空港である東京国際空港(羽田空港)からは、新宿駅西口(本数多し)や調布駅などとを結ぶバスが運行されている。

[編集] 音楽ライブ

2001年の開場以来、同スタジアムはアーティスト(ソロ歌手や音楽グループ)によるコンサートを積極的に受け入れ、2002年の「FIFAワールドカップ・オフィシャルコンサート」を含めた多くの音楽イベントが開催されている。コンサートを開催すると、スタンドが満員となる5万人の観客が来場する場合もある。また、観客席を「アリーナ」と多く称される陸上トラック予定地(人工芝)やピッチ(天然芝)の上に設けてそれ以上の観衆を動員することが可能で、歩合制で入場者に応じた額を受け取るスタジアム運営会社の「東京スタジアム」の経営には欠かせない物となっている。一方、国立霞ヶ丘競技場(国立競技場)が周辺住民への騒音問題のために音楽イベントの開催にほとんど応じない事情もあって、同スタジアムは音楽業界にとっても貴重な東京都内の大型イベント会場として重用されている。

[編集] ライブを行ったイベント名と参加アーティスト

[編集] 管理問題

スタジアムにとっては重要な音楽ライブの開催だが、保護材の使用にも関わらず機材(ステージなど)や観客が多く立ち入る天然芝のピッチは大きなダメージを受け、その後のJリーグの試合開催までの期間(通常は約1-2週間)では十分に回復しない。そのため、試合中に芝がめくれて危険、凹凸が出来て通常のプレーが出来ないなどの不満が選手やクラブ側にあった[4]

2008年、ゴールデンウィークの5月3日と4日にX JAPANhideに対する追悼ライブ「hide memorial summit」(下記参照)が同スタジアムで開催されたが、既に5月6日にJ1リーグ第11節の名古屋グランパス戦の開催予定を入れていたFC東京の運営会社(東京フットボールクラブ株式会社)やサポーターは事後承諾になった試合2日前の開催に強く反発。クラブは自らの公式サイトで同ライブ後の芝生の状況を報告したが[5]、芝生の状態には問題が残り、サポーターからも批判が出た。

これを受け、東京フットボールクラブの村林裕社長は2008年の残り主催試合のうち(年間チケットを除く)観戦チケット発売前の試合、そして2009年以降の試合で同スタジアムの使用中止を検討すると言及した[4][6]。2008年の残り試合については既に国立競技場など東京都内のスタジアムは使用予定が埋まっているため、暫定移転先として長野県松本市にある松本平広域公園総合球技場(アルウィン)の名前まで挙がった[7]。アルウィンは使用予定に余裕があり、かつFC東京が主催試合を毎年開催している条件もあった。しかしアルウィンはホームタウンの東京都から離れ[8]、FC東京と味の素スタジアムの双方に重大な経営上の影響をもたらすことから、スタジアム側が天然芝の張り替えなどの対策を練る(年表参照)ことで事態の収拾が図られた。

[編集] 脚注

  1. ^ 「ブレンディ」は味の素ゼネラルフーヅのコーヒー商品ブランド名。
  2. ^ カルピスを製造するカルピス株式会社は味の素KKの子会社。
  3. ^ J-CASTニュース:味スタが芝改善実施へ FC東京にも謝罪
  4. ^ a b 東京中日スポーツ、2008年5月14日付記事
  5. ^ FC東京公式サイト、2008年5月5日付記事
  6. ^ 日刊スポーツ、2008年5月14日付記事
  7. ^ 日刊スポーツ、2008年5月15日付記事
  8. ^ 中央本線篠ノ井線の特急あずさでも新宿駅-松本駅間が最速で2時間26分。さらに松本駅からアルウィンまで車で約30分(試合後の渋滞時はそれ以上)のため、夏季などの19時試合開始の試合では東京都内在住の観客がその日のうちに自宅に帰れない。

[編集] 外部リンク

Jリーグ スタジアム, 2008
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