プロ野球中継
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プロ野球中継(プロやきゅうちゅうけい)とは、プロ野球の試合をテレビやラジオで中継放送する番組のことである。
本項では、日本の社団法人日本野球機構(NPB)によるプロ野球の試合中継について記述する。メジャーリーグベースボール(MLB)の中継についてはメジャーリーグベースボール#テレビ放映権を参照。
日本におけるテレビ放送の黎明期から1990年代まで読売ジャイアンツ(巨人)戦の中継が高い人気を得ていた(例えば、1989年の関東地方における巨人戦ナイター中継の年間平均視聴率は22.7%)が、巨人が2年連続のBクラスとなった2006年の平均視聴率は二桁を割り込む9.6%、2007年は巨人が優勝し、また視聴率の見込めない夏場のナイター中継数を大幅に削減したにもかかわらず0.2ポイント増の9.8%にとどまるなど、ゴールデンタイムに全国に放送されるレギュラー番組としては存続が困難とされる水準に低下しており、それに合わせて地上波での試合中継数が大きく減少している。
[編集] 日本のプロ野球中継の歴史
- 日本のプロ野球中継の基点は1936年7月に開かれた「日本職業野球連盟結成記念大会」(東京・早稲田大学戸塚球場=のちに安部球場、現・閉鎖)のラジオ中継だった。東京中央放送局(JOAK。現在のNHK)が大会期間中の全試合を生中継し、特に初日と決勝戦には「神宮球場に烏が2羽、3羽」の名調子でならした松内則三と和田信賢の両アナウンサーが実況を担当した。
- 民間放送の第1回は1951年に新日本放送(現在の毎日放送)が行い、中澤不二雄(野球解説者)がアメリカで行われているメジャーリーグ中継のように解説だけで中継を行う体裁をとったが、リスナーの反響は今ひとつで、番組後半からNHK同様アナウンサー主導の実況中継になった。
- 以降ラジオ放送での中継は、スポンサーの付いた他の人気番組が多く編成されていた中波ではなかなか放送されず、僅かに特番枠でナイターが一時間放送される程度であった。1956年に日本短波放送(現在のラジオNIKKEI)が連日ナイター中継の放送を開始。1959年には中波でもラジオ関東(現在のラジオ日本)が連日ナイター中継の放送を開始。これらの局はゴールデンタイムでも余りスポンサーが付いていなかったためこのような思い切った編成が出来た。1960年代以後はテレビに押された中波各局でも連日放送に入る局が増えた。なお現在のラジオNIKKEIではプロ野球中継を行っていない。
- テレビ放送の第1回は1953年8月23日。NHK制作で阪急西宮球場よりパ・リーグ公式戦、阪急ブレーブス対毎日オリオンズのナイター。当日の他球場がすべて日曜のダブルヘッダー開催であったため、夜7時の試合開始と同時に中継スタートできる唯一の試合として選択された。6日遅れて8月29日、日本テレビ制作で後楽園球場より東京読売巨人軍対大阪タイガースのナイターがセ・リーグのテレビ初放送。
- テレビ中継は主として巨人戦を全国中継しているが、1964年まではそれ以外の試合も全国中継で頻繁に放送されていた。また、同一カードを複数の局が並列放送したり、ラジオ中継と同様に雨天予備の中継カードを用意した例もあった。
- 1978年から日本テレビの野球中継を皮切りにバックネットからのカメラアングルからバックスクリーン横のカメラアングルに変更となった。当初日本野球機構側は、キャッチャーのサインがバレてしまい他チームに盗まれる恐れがあるとして乗り気ではなかったが、当時の日本テレビ中継担当者が交渉を粘った結果、他の在京テレビ局からの了承を得る条件で放映が許可された。
- チームがフランチャイズを持つ道府県ではそのチームの試合を中心に編成することがある(いわゆる巨人戦の差し替え。ビジターゲームでも自社製作、ないしは対戦相手のホームチームの地元局製作協力による「裏送り」で放送されることがある)。近年は巨人戦の視聴率の低迷でこのようなケースが増加している。
- 1990年代前半までは、放送エリア内にフランチャイズを持つ球団がない地域では、全国ネットで放送される巨人戦の中継がほとんどであった。そのためそれらの地域では巨人ファンが多くを占めていた。しかし、1990年代後半から2000年代に入ってBSデジタル・CSの普及に伴ってほぼ全カードの中継が見られるようになっており、パ・リーグ球団の地方分散・地元密着路線により偏りは若干改善しつつある。一方で、パ・リーグ球団の地元、北海道・宮城・福岡では、地元球団のテレビ中継で巨人戦よりも高い視聴率を獲得するようになった。
- 前述のように近年関東地区の(巨人戦の)視聴率が1桁になったことも多かったことから地上波テレビでは中継そのものが行われない日も多い傾向となり、ローカル局での中継を困難にしている。
- 視聴率が低迷している原因のひとつに中継する在京キー局の番組販売事情や制作能力の低さもある。提供スポンサーが増加したためCMの回数が多くなり、特にCMが明けて10数秒でまたCMに入り、再度CMが明けた時にはもう2アウトになっていたり、ホームランなど試合展開が動いた後だったりしたため、まともに見られないという苦情もある。
- 他にも中途半端なコーナーを挟んだり、野球を知らないタレントをゲストに招き番宣を(巨人戦の場合対戦相手の攻撃中に)行ったりと、試合そのものを見たい(特に対戦相手の)ファンが余計な構成に辟易し、BS・CS・ラジオ放送に流れてしまっていることもある。
- 近年では関西地区・東海地区でも阪神戦・中日戦の視聴率が低落傾向にある。特に関西地区においてはCS(スカイ・A sports+、GAORA)、地上波、中波ラジオがこぞって阪神戦を中継する一方で他のコンデンツ(パ・リーグや大リーグ、サッカーなど)が圧倒的に少ない。
- 最近では、20代~30代の男性を中心にデーゲームの視聴率がよくなっている。その背景として、ナイター放送時間帯の在宅率が少ないこと、デーゲームの裏番組では番組宣伝や再放送が放送されているなどからである。
- ラジオの場合、民放AM局では通常試合の行われない月曜日を除く連日ナイター中継を編成していた(2001年から2005年まで「マンデー・パ・リーグ」が行われていたため、その試合があるときは一部のローカル局が中継した)。しかし2007年からは週末は全試合がデーゲームで開催されナイトゲームが行われないことが多くなったため、土日はナイター中継の放送が無い日が多くなってきた。デーゲーム中継を行わない地方民放AM局では、日曜日を中心に野球中継のない日も増えてきた。さらに、NHK第1も土日のデーゲーム中継は放送エリア内にフランチャイズのある一部地域のみのため、全試合がデーゲームの週末に地方の野球ファンはラジオで野球中継を聴取する機会を事実上奪われている状況である。
- 地上波テレビ・ラジオの全国中継は1軍の試合のみだが、一部のCS放送局や地方局では少数ながら2軍の試合の中継放送も行われている。(読売ジャイアンツ戦を日テレG+で、阪神タイガース戦をサンテレビ、スカイ・A sports+とGAORAで、また西武ライオンズの2軍・グッドウィルの試合をJ Sportsで放映する例がある。また、以前は広島県内の民放がローカル枠で広島東洋カープの試合を放送する場合があった)
- プロ野球(NPB)本拠地のない地域でも、独立リーグの所在地域では、それらの公式戦中継をごく稀にローカル枠で行うことがある。また、日本BS放送(BSイレブン)で四国・九州アイランドリーグとベースボール・チャレンジ・リーグの試合を中継する方向である[1]。また、2008年8月13日から、東北楽天ゴールデンイーグルス主催ゲームを10試合放送する事になった[2]。
[編集] 放送時間
[編集] デーゲーム
- テレビの場合、基本的には14時~15時頃から90分ないし120分放送するケースが多い。一部の放送では、試合の録画を編集して、枠内に収まるように放送する番組も見られる。オープン戦の中継もほぼ同じ。試合進行中であっても、撮って出しなどで試合開始から録画放送する場合(テレビ朝日、サンテレビジョンなど)もある。
- ラジオの場合も13時台~17時台まで放送されているが、ナイトゲームと違いフランチャイズ球団のお膝元のみのローカル放送がほとんどである。
- 関東ローカルのキー局では巨人戦以外の中継枠となっている。
[編集] ナイトゲーム
- ラジオの場合、キー局や球団本拠地に存在する局は基本的に17時台から放送を開始し、試合終了まで放送する。ほかの地方局は18時台からの中継になり、一定の時間が来ると(22:00が多い)試合途中で中継を終了することもある。土・日は開始時間が早まる局も多い。2006年頃から、地方局において放送開始時間が以前より遅くなる局が出始めている。また、最近では局によって平日あるいは土日のナイトゲームの中継放送を行わず、情報生ワイド番組やバラエティー番組などプロ野球シーズンオフと同様の編成をとっている放送局もある。
- テレビの場合は18時30分から放送する地域もあるが、19時から放送するのが基本である。日本シリーズは17~18時に放送開始をする場合が多い。またローカル中継がある場合、試合によっては深夜放送で録画中継をすることがある。
- 関西ローカルでは阪神戦(ビジター含む)があるため、巨人戦を差し替えて阪神戦が放送する事が多いが、近年は極端な阪神偏向報道や球団合併によるイメージダウンによるファン離れのため、オリックス戦は放送されにくい傾向にある。ラジオでの野球中継も同様であり、予備中継の優先度が巨人戦が高くなるケースも少なくない。
- 在京キー局では、近年は、NHKや日テレが巨人戦を放送する場合、他の在京キー局は全国ネットのレギュラー番組を優先するため他球団主催の裏カードを放送せず、独立UHF局・NHK衛星第一テレビ・BSデジタル・CSに廻す事が多い。また、週末の関東ローカルでのデーゲームの放送も減少している。2001年までは、巨人戦非開催または裏カードでテレビ朝日が西武・日本ハム・ヤクルト・広島主催を(広島主催はテレビ朝日主管・広島ホームテレビ制作協力。主に対ヤクルトまたは大洋)、TBSが西武・オリックス(毎日放送制作)・福岡ダイエー(RKB毎日放送制作)主催を、フジテレビがオリックス主催(関西テレビ制作)・福岡ダイエー(テレビ西日本制作)を時折全国放送した事があった。また、テレビ朝日では西武主催とヤクルト主催の二元中継を行ったこともあった。
[編集] 延長オプション
- 巨人戦や阪神戦、リーグ優勝決定試合では延長放送される事が多い。ただし、消化試合や大差のついた試合など延長放送する価値が少ないと判断された場合は、延長せず時間通りに終了したり、最初から延長を設定しない場合もある。
- NHKは原則として試合終了まで放送するが、NHK総合の場合、デーゲームの中継は18時で放送を打ち切る場合もある。
- サンテレビジョンが中継する試合、民放系列のBS放送、CS放送の殆ど、リーグ優勝決定試合、パ・リーグプレーオフの中継は試合終了まで。また、日本野球機構の主催する公式試合(オールスターゲーム、日本選手権シリーズ、日米野球)は全て試合終了まで放送する。
- オールスター戦や日本シリーズの延長の場合、中継の次の番組は放送時間を繰り下げることになっているが、テレビ朝日に限っては一定時間以上延長(21:30以降も中継が続いている場合)すると次の番組は休止となる(平日に多いが、これは「報道ステーション」の放送が優先されるため)。
- プロ野球中継の延長が減少しつつある原因は、プロ野球中継自体の視聴率の低迷が最も大きな原因であるが、それにひきずられる形で、プロ野球中継終了後に放送される番組の視聴率が下がることも原因ではないかと指摘されている。すなわち、正規の時間に待っていた番組が始まらない場合、プロ野球中継の延長を見ながら番組を待つのではなく、その時間に始まる他局の番組にチャンネルを切り替えてしまう視聴者の傾向が、視聴率の動向から推測できる。加えて、ビデオ録画による視聴が前提になることが多い深夜時間帯の番組が延長により大幅にずれ、ビデオデッキ全盛の時代には録画に失敗することが多かった。そのため深夜放送の視聴者からは延長放送は非常に嫌われている。
- こうした流れが加速し続ければ、延長はおろか、中継自体が優勝決定に絡む試合など、ごく限られた機会になる可能性もある。
[編集] 巨人戦延長短縮の動き
読売ジャイアンツの主催試合の中継#テレビ中継の延長オプション行使も参照されたい。
- 2005年
- フジテレビでは、巨人戦の低視聴率を理由に2005年8月4日の広島戦から最大15分延長に変更されたが、それからわずか1ヶ月を満たずして同年9月以後は優勝争いに絡む試合以外延長なしになる。その後フジテレビは、ゴールデンタイムの野球中継を中止する。
- また、TBSもフジテレビに追随する形で同年8月17日の対中日戦から最大延長時間が15分に短縮される。その波に押され、巨人の兄弟会社である日テレも8月9日の横浜戦から「試合の展開によって延長なし」になる。(ただし、阪神タイガースの優勝決定試合は試合終了まで放送した。)
- また巨人の優勝が完全に消滅した同年9月以後、当初全国放送が予定されていた一部のビジターゲームの試合(雨天中止の予備日程が入った試合)のゴールデン枠での中継が中止され、広島戦と中日戦はそれぞれのホームタウンとなる広島県と中京広域圏では生中継されたが、関東広域圏では深夜の録画(ディレイ)中継に追いやられた。
- 2006年
- 4月27日の広島東洋カープ戦を皮切りにオリックス・バファローズ、西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス戦が放送されなかった(CSでは放送された)。
- 実際、フジテレビは7月の巨人戦の3試合の中継の延長放送、更に8月以後の5試合の地上波での中継放送そのものの取りやめを決めた。
- また、巨人戦の老舗局であり巨人の兄弟会社であるはずの日テレも8月1日から、視聴率低迷と、21時以降の番組を楽しみにしている視聴者配慮のため、延長を取りやめたほか、巨人のビジターゲーム〈阪神・巨人戦、広島・巨人戦〉の地上波での全国放送を取りやめ、ローカル中継と日テレG+の完全中継放送に変更となった。
- TBSもその後延長放送なしにしたり、放送権を持っていても地上波での全国中継を行わず(地元地域のみのローカル放送の場合あり)、BS・CSの衛星放送のみで完全中継の放送を行う形となった。
- テレビ朝日系列でも延長放送なしになり、BS朝日のみの単独放送になっている。
- 2007年
- フジテレビ系列が最大15分の調整・テレビ朝日系列が4月の中継のみ最大15分の調整、TBS系列は3月30日の開幕戦のみ試合終了までの調整、日本テレビ系列は4月3日~5日の東京ドームでの開幕3連戦のみ21:24まで延長をするが、以降の日本テレビ・TBS・テレビ朝日各系列は基本的に延長しないことになった。また、巨人戦の一部ナイターは自局系BSデジタル放送などに振り替え、地上波では放送されない(相手チームの地元ローカルで延長なしの生中継もしくは深夜に録画中継の場合あり)。
[編集] クライマックスシリーズでの対応
2007年から始まった「クライマックスシリーズ(セ・リーグも含めて。パは2004年から実施)」は局により対応が異なった。なお、パ・リーグの全試合及びセ・リーグ第1ステージはすべてNHK-BS1で試合終了まで完全中継され、第2ステージは第3戦のみNHK-BShiで放送された。以下の実例はナイターにおける地上波全国ネット中継に限る。詳しくはクライマックスシリーズ パ・リーグ・クライマックスシリーズ セ・リーグを参照。
- 10月9日・10日の「パ第1ステージ・千葉ロッテ×福岡ソフトバンク第2戦・第3戦」はテレビ東京制作・TXN系列で放送され、最大23:08までの延長オプションを用意され、延長の度合いに寄っては一部番組を休止する措置をとる予定だった。実際は両日ともに中継終了は21:40だったために、番組休止はひとつもなく21:00以降の番組はすべて40分繰り下げる措置をとった。
- 10月14日は中部日本放送制作・JNN系全国ネットで「セ第1ステージ 中日×阪神」が放送されたが、延長オプションはなく20:54で終了。
- 10月15日・16日・18日はテレビ朝日制作・テレ朝系列全国ネットで「パ第2ステージ 北海道日本ハム×千葉ロッテ」が放送された。15日・16日については最大21:54までの延長オプションを設けており、最大延長を行使した場合21時台の番組は休止する措置がとられる。18日は中継時間をあらかじめ3時間とったため延長オプションは設けなかった。15日については日本ハムのワンサイドゲームだったため延長オプションは行使されず21:00で中継を打ち切った。16日については最大延長を行使しバラエティ番組は休止された。
- 10月18日は日本テレビ制作・NNS系全国ネットで「セ第2ステージ 巨人×中日第1戦」が放送された。最大21:54までの延長オプションを設け、実際行使したために後続の番組は1時間繰り下げられた。
- 10月19日はテレビ朝日制作・テレ朝系列全国ネットで「セ第2ステージ 巨人×中日第2戦」が放送されたが、中継時間があらかじめ3時間とったため延長オプションは設けなかった。
- 10月20日は日本テレビ製作・NNS系全国ネットで「セ第2ステージ 巨人×中日第3戦」が放送された。最大21:54までの延長オプションを設けていたが21:24で終了した(落合監督のインタビューを途中で打ち切る)。この日で中日が3連勝して日本シリーズ進出が決定したので、第4戦(日テレ)・第5戦(テレビ東京)は自動的に消滅し、通常編成になる。
[編集] テレビ朝日系列の中継延長への対応
テレビ朝日系列では平日に試合中継の放送が長引いた以下のケースで21時台の番組が休止される。
- 21:30(2008年の日本シリーズでは21:45)以降も放送を続行する場合→21時台の番組休止
- 21:53以降も放送を続行する場合→21:53から60秒間のCMを入れ、21:54から報道ステーション(旧:ニュースステーション)
- ※CMを入れず、提供クレジットを放送した上で中継を続行する場合もある。
なお、21:30までに放送を終了した場合は番組休止を行わず、以降の番組を繰り下げて放送する。
- 21時以降の番組を休止したケース
- 火曜21時からの「ロンドンハーツ」…2002年10月29日(日本シリーズ西武vs巨人第3戦)、2004年10月19日(日本シリーズ西武vs中日第3戦)、2005年10月25日(日本シリーズ阪神vs千葉ロッテ第3戦)、2007年10月16日(プロ野球クライマックスシリーズ パ・リーグ2ndステージ第4戦 北海道日本ハムvs千葉ロッテ)2008年11月4日(日本シリーズ埼玉西武vs巨人第3戦)。
- 木曜21時からの木曜ドラマ…2004年10月21日(日本シリーズ西武vs中日第4戦・「黒革の手帖」が放送休止)、2006年10月26日(日本シリーズ北海道日本ハムvs中日第5戦・「だめんず・うぉ~か~」が放送休止)、2008年11月6日(日本シリーズ埼玉西武vs巨人第5戦・「小児救命(テレビドラマ)|小児救命]」が放送休止。)
- その他の平日の21時台の番組を休止…1994年10月25、26、27日(日本シリーズ西武vs巨人第3・4・5戦)、1995年10月24日(日本シリーズヤクルトvsオリックス第3戦)、1998年10月24日(日本シリーズ西武vs横浜第5戦)、2003年10月22日(日本シリーズ阪神vs福岡ダイエー第3戦・「相棒」が放送休止)。
また、土曜日・日曜日は、22:30以降も放送を続行する場合に土曜ワイド劇場または日曜洋画劇場の放送を休止する。
- 「土曜ワイド劇場」の休止…1998年10月24日(日本シリーズ西武vs横浜第5戦)。このとき休止となった「土曜ワイド劇場」の作品は他の作品との兼ね合いもあってかなかなか放送日が決まらず、1999年11月にようやく放送された。
- 「日曜洋画劇場」の休止…1997年10月19日(日本シリーズ西武vsヤクルト第2戦)、2007年12月2日(北京五輪野球アジア地区最終予選日本vs韓国・22:45以降も放送を続行したため休止)。
[編集] 差し替え放送
NHKおよび民放5大系列での同系列内において一部地域のみ地元球団対戦のプロ野球中継が予定され、それ以外の全国では同一の番組予定(プロ野球巨人戦や野球以外のバラエティーなどの場合がある)が同じ時間帯に予定される場合、さらに事前に放送予定されていた番組を中止・順延して急遽プロ野球中継が放送される場合を合わせて「差し替え放送」と呼ぶ。差し替え放送の実施に限らず、各テレビ局の放送番組および放送時間帯は放送の数週間以上前には一応確定されており、放送日直近に急遽予定を変更して、プロ野球中継が放送される例は年間を通じても希少なケースである。
[編集] ローカル局が実施する差し替え
全国ネットのキー局がプロ野球中継を放送時、系列のローカル局が地元チームの試合の中継と差し替える場合がある(差し替えられた側のプロ野球中継は、他のCS・BSでのみ視聴可能となる)。また、キー局がバラエティーやドラマ番組を放送時でも系列のローカル局がプロ野球中継を放送する場合もある。東京からの制作番組を受け流すだけの体制を取らない事を評価する声と、全国一律の放送と思われている番組が地元エリアのみ視聴不可能、または遅れ放送となるのを批判する声との賛否両論がある。
ABCは水曜の阪神タイガースのホームゲームを生中継し、ゴールデンの番組を差し替える例が多い。差し替えられた番組は主に土曜の午後などに振替放送されることが多い。ただし、公開捜査などの生放送番組やサッカー日本代表の試合がある場合は差し替えをせず、阪神戦はABCが制作著作の権利を保持したまま、中継はサンテレビジョンで行われる。
一方、JNN系列局は地方により対応が分かれる。
- 中部日本放送(CBC)、中国放送(RCC)が通常番組を差し替えてプロ野球中継を放送する場合はキー局が通常番組を流しても振替放送されない(事実上の未放送〈番組返上〉扱いで特にCBCが最も多い 一部の単発特番は例外的に放送される場合がある)ことがほとんどだった。なお、前述の2局でも数日後に振替放送されるようになっている(RCCは水曜日単発特番枠は2008年に一度だけ実施)。
- 北海道放送(HBC)、東北放送(TBC)、毎日放送(MBS)、RKB毎日放送の4局は、TBSが巨人戦のビジター中継を行う場合の差し替え放送を基本としている。2006年以降、TBSが(放送権は保持したまま)巨人戦の生中継を削減したため、4局では差し替え放送の数も減少し、深夜の録画中継になることが多くなった(HBCでは行われていない)。なお、MBSでは年1・2回、CBC、RCCと同様、ゴールデン枠での通常番組を差し替えてプロ野球中継を放送する場合があるが、振替放送は(早くて翌日に)必ず行われている。
- ごくまれに上記以外の系列局(主に地元で開催される試合)でも通常番組に差し替えて放送されることがあるが、この場合は数日以内に後日放送が必ず行われる(主な例では大分放送の開局55周年イベントの一環として開催された試合が該当する)。
また、JNN報道特別番組が放送される場合はJNN協定で同時ネット放送しなければならない規定があるため、JNN報道特別番組の放送が最優先され、ローカルのプロ野球中継の放送は中止される(録画中継に変更となる)。
CBCでも通常番組やサッカー日本代表の試合中継の放送の確保の理由でローカルのナイトゲーム中継放送ができないときはCBCと同じく中日主催試合の放映権を持つ東海テレビ(THK)または三重テレビ(MTV)に放映権を譲ることがある(RCCも同様に広島テレビ(HTV)・広島ホームテレビ(HOME)=但し、2005年以降は放送縮小のためテレビ朝日系列の巨人戦差替時のみ・テレビ新広島(TSS)に譲るケースも。)。HBCは差し替え中継が他地域に比べてごく僅かである。TBC(2005年のみ)、RKBは以前、通常のゴールデン番組も差替えていた。RKBはおそらく西鉄時代に中継していた名残であろう)。
[編集] 優勝決定試合の差し替え
セ・リーグの場合、優勝決定の可能性がある試合は、急遽、通常番組を中止して試合終了まで放送する。 ただし巨人主催試合の場合は、もともと日本テレビ(NTV)がほとんどの主催試合を放送しているため、差し替えという形には事実上ならない。差し替え放送で圧倒的に多かったのがフジテレビ系列で、特にヤクルトの主催試合に関しては全国ネットで差し替え放送していた。
パ・リーグの場合は、プレーオフの日程が前もって決まっているため、差し替え放送には事実上ならない。しかし、プレーオフ導入以前は前述のセ・リーグ同様の不公平ぶりは一層際立っており、優勝決定試合の全国送出は1999年のダイエー(テレビ東京系列・TVQの『土曜スペシャル』差し替え中継を全国ネットで放送。)を最後に、一度も行われなかった。2000年のダイエーと2001年の大阪近鉄は地元民放のみで放送され(2001年の大阪近鉄は、試合が後半に押し迫った段階でテレビ朝日系列が急遽差し替えた)、2003年のダイエーにいたっては地元局ですら放送枠の関係で胴上げシーンを流せず、胴上げシーンは相手(千葉ロッテ)の地元であるチバテレビ(CTC)でしか放送されないという異常な事態となっていた。2002年の西武については他球団の結果を待って祝勝会場で胴上げしたために、優勝決定試合はなかった。
[編集] 最近のリーグ優勝・日本一での中継事例
[編集] 1985年阪神タイガースリーグ優勝
神宮球場で行われた阪神タイガースのリーグ優勝決定試合は関西テレビ(KTV)のみローカル中継されたが、放送時間内で優勝が決まらなかったため、当時のKTV社長の独断で、当時放送されていた『夜のヒットスタジオ』を中断して放送された(その関係で、当日のヒットスタジオの出演歌手の大半(三田佳子などを除く)は歌を披露できず、他の放送回に代替出演という措置がとられた。総集編企画等以外で歌手の歌が割愛されたケースは22年間に及ぶヒットスタジオの放送期間中でもこの1回のみである。当時阪神の21年ぶりの優勝ムードが国民的な関心事ともなっていたことが相乗してか、歌手サイドからもこの件でクレームが付くことはなかったという)。
[編集] 1990年読売ジャイアンツリーグ優勝
日本テレビ(NTV)が東京ドームから全国ネットで中継。この日は試合前の時点で巨人のマジックが2であり、巨人が勝ちマジック対象チームの広島が負けた場合に巨人の優勝が決定することになっていたが、もし決まらない場合は通常通り21:24(最大延長)で放送を打ち切る予定だった。しかし広島が先に負けた上、試合は1-1のまま延長戦に突入、その延長10回裏に巨人・吉村禎章の日本プロ野球史上初となる優勝決定サヨナラホームランにより巨人のリーグ連覇が決定した。NTVは優勝監督・藤田元司へのインタビューから表彰式、場内一周、記念撮影、更には共同記者会見と祝勝会(ビールかけ)まで生中継したため、本来21:00から放送予定だった次番組(とんねるず主演のドラマ「火の用心」)が22:30開始となってしまい、「火の用心」後半部が同じとんねるずがメインの「ねるとん紅鯨団」(関西テレビ製作・フジ系、23:00 -)と重複する、という弊害も生じてしまった。尚、この日は土曜日(9月8日)だった為、一部のANNやFNSとのクロスネット局及びNNS非マストバイ局のほとんどの放送局では、20:54に通常通り飛び降りした(後時間にはテレ朝の「土曜ワイド劇場」(22時02分~)やフジの「ゴールデン洋画劇場」を放送)為、優勝決定の瞬間が放送されなかった(この時の模様は現在、日テレG+「PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球」内の「GIANTS in 東京ドーム」で見る事が出来る)。
[編集] 1991年広島東洋カープリーグ優勝
1991年、本拠地・広島市民球場でリーグ優勝を決めた試合は対阪神のダブルヘッダー第2試合で広島テレビ(HTV)がローカル中継を実施。優勝決定後のグラウンド上での公開ビールかけの模様も中継した。日本テレビをはじめとするHTV以外の系列局は矢追純一UFO特番を放送しており、番組中テロップによるNNNニュース速報で広島リーグ優勝を伝えた。なお、第1試合はテレビ新広島(tss)が中継した。また、阪神戦だったため、関西地区では両試合をサンテレビが中継した。
[編集] 1992年ヤクルトスワローズリーグ優勝
この試合は甲子園での対阪神戦だったため毎日放送が放映権を持っていたが、開催当日は19:00からTBS製作の生放送による2時間の歌番組が予定されていた。しかしTBSがリーグ優勝決定試合だけに放映しないわけにはいかないと判断したのか、番組スポンサーや出演者(うじきつよし[司会]、平松愛理、小野正利、ZOOら)全員の承諾を取って生中継にこぎつけた。なお、休止となった歌番組は同時刻に収録され、翌週に録画放送された。
[編集] 1997年ヤクルトスワローズリーグ優勝
当初『ダウンタウンのごっつええ感じ』のスペシャル放送が予定されており当日の新聞のテレビ欄にも掲載されていたが、フジテレビは出演者の言い分を無視してヤクルト戦への差し替えを強行した。その日にヤクルトはリーグ優勝したが、出演者のダウンタウンの松本人志は制作スタッフとフジテレビに抗議をした。その顛末については#フジテレビのプロ野球中継が原因で起こった事件のところで述べる。
[編集] 2000年読売ジャイアンツリーグ優勝&日本一
2000年、読売ジャイアンツが本拠地・東京ドームでリーグ優勝と日本一を決めた時はいずれも日本テレビが全国ネット(地上波では沖縄県など一部地域を除いての放送だが、当時、スカイパーフェクTV!のCS★日テレでも放送されていたので事実上、沖縄県などの一部地域も含め全国あまねく視聴することができた)で中継を担当した。その時も1990年のリーグ優勝時同様、試合終了後の優勝監督(長嶋茂雄)インタビュー(日本シリーズの時は優勝監督の後にシリーズMVPを獲得した松井秀喜のインタビューもあった)から祝勝会までをフォローしたため、その後の番組(リーグ優勝時は「サイコメトラーEIJIスペシャル」、日本シリーズ優勝時は「新宿暴走救急隊」)は時間を大幅に繰り下げて放送した。ドラマを見たかった一部のファンからは苦情の電話があった。
[編集] 2001年ヤクルトスワローズリーグ優勝&日本一
2001年、放送権局がなかったため、10月4日にフジテレビが「世にも奇妙な物語」の放送を神宮球場の中継に差し替えた。しかし、緊急的に放送するも引き分けとなり、10月6日の横浜スタジアム(これが巨人戦以外のフジテレビ製作の横浜スタジアムでの中継最後のリーグ優勝決定試合の中継)も緊急的に放送するといった、放送権には余裕のない中継をしたことから、「フジテレビには放送権を持つ資格なし」などの苦言・苦情が多くあったが、2001年限りでBSフジが一部例外を除き野球中継から基本的に撤退して以降、CSでのみ有料で放送する体制も現在も変わらず、八峯テレビ製作・BSフジでのヤクルト戦の放送も実現していない。
[編集] 2003年阪神タイガースリーグ優勝
- 2003年9月に阪神が優勝に王手をかけてからのヤクルト対阪神3連戦〔神宮球場〕は、9月9日はフジテレビが(横浜対巨人戦〔横浜スタジアム〕との2元中継、ヤクルト戦は関西テレビ制作)、翌10日と11日はサンテレビが中継した。11日のサンテレビの中継は本来権利を持つTOKYO MXではなく、通常横浜戦しか取り扱わないTVKだけで放送された。
- 9月15日、阪神対広島戦〔甲子園球場〕はサンテレビとKTVの二重放送となった。サンテレビ制作の中継はMXにもネットされた。KTVは自社制作のブロックネット情報番組「2時ドキッ!」を休止し、を14:05から17:54まで中継した。岡山放送(当時の星野仙一監督の出身地倉敷の地元局)・テレビ新広島(対戦相手の広島東洋カープの地元局)が試合終了まで同時ネット、これら3局以外の「2時ドキッ!」をネットしていた西日本フジテレビ系列局でも同時ネット(一部局は途中飛び降り)されたが、フジテレビを中心に東日本のフジテレビ系列局では試合はネットされず、マジック対象チームのヤクルトが敗れた後胴上げの瞬間のみ「世界柔道団体戦」を中断して全国ネットで放送した。なお、TBSが中日対巨人戦と横浜対ヤクルト戦の2元中継と道頓堀川からの飛び降り中継をした。
- サンテレビとMXではビール掛け中継を放送するものの、宴会ボートでの放送事故が起き、途中中断の際に阪神戦の前半戦ダイジェスト(ネバーサレンダーの歌を歌っていたのは千秋)が放送され、本来放送されていないサンテレビ製作の神宮球場の対阪神戦中継のダイジェストが神宮球場の地元のMXでも流れたが、MXのヤクルト戦の野球中継の神宮球場中継の偽装が明るみに出た。MXでは現在も甲子園球場の中継しか扱わず、神宮球場は高校野球と中日戦しか放送権を扱っておらず、フジテレビにも2001年のヤクルト戦の中継同様「2元中継はやめてほしい」や、「フジテレビはヤクルトスワローズの球団株をもっているのに全く興味を持たない」などの苦情があった。
[編集] 2004年中日ドラゴンズリーグ優勝
2004年にナゴヤドームで行なわれた中日の優勝決定試合を完全放送したのは中部日本放送(CBC)だけで、TBS制作の全国ネットバラエティ番組との2画面同時放送となった(休止まで踏み切れなかったのは、JNN協定で出来なかった関係もあった)。実況音声は副音声で聞くことが出来たが、中継の一部分しか全国ネットにならなかった。改編期だったことから、全国ネットで放送を差し替えるのが困難だったために行われた苦肉の策だと思われるが、こうした露骨すぎる偏向ぶりを非難する声は多い。
[編集] 2006年のリーグ優勝
- 中日ドラゴンズの場合
2006年10月10日、中日ドラゴンズがリーグ優勝を決めたこの日は、ローカルも含めて地上波での試合中継はおろか胴上げの瞬間も生中継がなかった。原因は、
- 対戦相手の読売ジャイアンツのホームゲームのため、中継権が日本テレビ(NTV)にあり、系列の中京テレビ(CTV)には中継権がなかった。もともとCTVは資本関係の影響でホームゲームの中継権さえ持てていなかった。
- NTVは3時間のバラエティ特番を優先するためその日の中継は自前のCS放送・日テレG+に振り替えた。
- CTV側は3時間の枠を使ってG+の中継映像をそのままあるいは独自実況に差し替えてでの放送ができないか説得したが、NTVはCTVの要望を拒否。2004年にCBCが行なったような二画面中継や地上デジタル放送のマルチ編成もできず、CTVは18時台のローカルニュース枠と21:55のNNNニューススポットの時間で日テレG+の映像を使用しての中継のみ、後はバラエティ特番の放送中に随時字幕スーパーで試合経過を流して対応した。
その結果、ドラゴンズの親会社・中日新聞社と中継権のある日テレ、系列のCTVには地元ファンをはじめとする全国のプロ野球ファンから抗議や苦情の電話・メールが殺到した([3])。その一方、当日は急遽NHKが衛星第1テレビとラジオ第1放送での全国中継を行なった(CBCラジオ・東海ラジオ放送とも中京ローカルで中継していた)ためにNHKへの感謝の声があがった。
この試合が地元・中京圏ですら放送されなかったことについては、試合前の東京ドームでも当のドラゴンズの選手から疑問の声があがっていたという。この件でCTV社内では「視聴者のみならず、ドラゴンズ選手の信頼すら失った」という声も挙がった。またキー局とのパワーバランスも露呈した格好になった。ただ、CTVの資本関係や中継権について熟知していた一部のファンからは「あれが精一杯、現場スタッフは可哀想」と同情もあった。
ただ、優勝決定したのはそのバラエティ特番が終わった後の次番組の冒頭だったため、仮にローカル放送だけでも実現できたとしても結局は肝心の優勝決定の瞬間や胴上げが放送できず終わっていた。
もしこの日の試合で優勝を決められなかった場合、2日後の甲子園球場での阪神戦に持ち越しということになっていたが、この試合の中継権を持っていたのは朝日放送(ABC)だった。だが同局も改編シーズンに伴う特番の放送が決まっており、地元系列局のメ~テレ(NBN)が差し替え放送をすることはCTV同様に不可能な状況だった。このため抗議の電話やメールが殺到することが懸念されたが、結果は東京ドームでの胴上げとなったため、同局関係者は胸をなでおろしたという。
- 北海道日本ハムファイターズの場合
- 2006年10月12日、日本ハムがリーグ優勝を決めたパ・リーグのプレーオフ第2戦がテレビ東京系列で全国放送された。したがって、この年はセ・リーグの地上波胴上げ中継がなく、パ・リーグの方は大都市圏のみとはいえ、全国放送されたという前代未聞の事態となった(第3戦以降がテレビ朝日系列で放送される予定であったために、もし第3戦以降までもつれればもっと多くの地域で見られた)。
しかしながら、日本ハムの地元・北海道にある系列局のテレビ北海道(TVh)は札幌・旭川・函館・室蘭を中心にした道央と道南、道北の一部地域でしか見ることが出来ず(エリア内でも難視聴地域も多い)、帯広・北見・釧路を中心にした道東と稚内を中心にした道北の大部分の地域では見られないため、これらの地域の視聴者からTVhには「全道で見られない以上、二度と放映権を取るな!」という苦情が殺到したという。
[編集] 2007年のリーグ優勝
- 北海道日本ハムファイターズの場合
- 2007年9月29日、千葉マリンスタジアムで行なわれた2位の千葉ロッテマリーンズとの直接対決でM2だった日本ハムは9対1という大差で優勝した。
- なお、地上波ではロッテの地元チバテレビ(CTC)では中継されていたものの、日本ハムの地元では各局とも中継権を持っていなかった。CTCでのマリーンズ戦中継はHTBやTVhで放送されることがあったものの、日本ハムのリーグ優勝がかかっていることが該当試合の前日に判明したこと、さらに秋の番組改編期に伴う長時間特別番組があったことを理由に、民放各局ともに差し替えることが難しく、結局北海道では地上波での放送が出来なかった。そのため、北海道全体から苦情が殺到してしまった[4]。なお、優勝決定後、各局「日本ハムリーグ優勝」のニュース速報がローカルで出された(広島テレビ等一部他地域の局でも表示された)。なお急遽NHKがBS1で生中継を実施した(元々はJリーグ中継だったが22時台に録画放送)。
- 読売ジャイアンツの場合
- 2007年10月2日、東京ドームで行なわれた対東京ヤクルトスワローズ戦でM1だった巨人は5対4でサヨナラ勝ちで優勝した。
- この日、CS放送日テレG+とBSデジタル放送のBS日テレに加えて、急遽NHKが衛星第一で放送を行なった。
- 地上波では放送権のある日本テレビは中継をしなかったため、視聴者から苦情が殺到した。結局優勝決定から数分後にバラエティ特番内でワイプ表示で優勝決定のシーンを流した。その後、21:25のニュースで胴上げや監督インタビューを一部全国ネットで流した。またドラマスペシャルが始まった直後の21:32から10分間特別番組を組んで9回裏2アウト満塁の場面から決定の瞬間~胴上げの模様を録画放送した。
- しかし、2006年の同じ時期に中日ドラゴンズが東京ドームで優勝を決めた時は一切無視していたのに今回は録画とはいえ、わざわざ番組を中断して特番を組んだ事に扱いの差が出来ていることを疑問に持つものも多い。
[編集] 2008年のリーグ優勝
- 埼玉西武ライオンズの場合
- 2008年9月26日、札幌ドームで行なわれた北海道日本ハムファイターズのビジター戦でM1だった西武は勝利できなかったものの、マジック対象の2位オリックス・バファローズが敗れたため、6年ぶりのリーグ優勝が決定した。
- 地上波では関東ローカルのテレビ埼玉とファイターズ戦として中継していた道内ローカルのNHK北海道で(後述するNHK衛星第一テレビの中継映像を流用)、BSではNHK衛星第一テレビで中継されたが、在京キー局では一切中継はなかった。
- 読売ジャイアンツの場合
- 2008年10月10日、神宮球場で行なわれた東京ヤクルトスワローズのビジター戦でM2だった巨人は3対1で勝利しM1となり、程なくしてマジック対象の2位阪神タイガースが横浜スタジアムの対横浜ベイスターズ戦で4対3で敗れたため、2年連続のリーグ優勝が決定した。
- 今回の中継権は神宮球場のためフジテレビにあったが、地上波では当初の予定通り「踊る!大警察24時2008 湾岸署密着SP」を放送(地域によっては前半1時間をローカルバラエティに差し替え)したため、優勝決定も含め一切放送されることはなかった。このため、BSデジタル放送のBSフジとCS放送フジテレビ739での中継のみとなった。また、これまでNHK衛星第一テレビでも中継していたが、今回はフジテレビ優先だったためか、編成されることはなかった。
[編集] 放映権料
- 日本では球団が放送局と個別に契約を交わし、放映権料の全額が個別球団に入る。
- 野球協約第44条で、『(放送許可権)球団はそれぞれ年度連盟選手権試合のホーム・ゲームにつき、ラジオ放送およびテレビジョン放送(再生放送および放送網使用の放送を含む)を自由に許可する権利をもつ』と規定されている。
- 12球団主催試合放映放送局については、当該項目を参照。
- キー局では2局でセパ個別中継や巨人戦の中継をしながら東京ヤクルト戦や横浜戦の中継はしておらず、系列局だけが巨人戦差し替えやテレビ局2局でセパ個別中継や巨人戦の中継をしながら、東京ヤクルト戦や横浜戦の本来関東ローカルで放送すべき中継が系列局だけで中継をしている。
- 巨人戦の試合のテレビ放映権料は1試合につき1億円以上とも言われており、全球団の中で圧倒的な放映権料の高さを誇る。しかし、近年は巨人戦の視聴率が低迷しており、更に1試合数千万円と言う番組作成費も関係し、他のコンテンツと比較し採算性の悪さが指摘されている。
- 一方、パ・リーグの場合は、全国ネットのテレビ放映でも1試合1500万円ぐらいで、ローカル放映だと数百万円ぐらいにまで安くなってしまうといわれている。中には1試合10数万円という球団もあるという。
- アメリカのメジャーリーグでは、球団が放送権ソフト子会社を持ち、テレビ局の番組枠を買って放送する方式をしている。全国放映権は機構が一括管理して全球団に均等配分される仕組みになっている。ローカル放映に関しては日本とほぼ同じ。詳細項目を参照。
[編集] 日本シリーズのテレビ中継
プロ野球日本選手権シリーズのテレビ中継は、出場各球団が主催試合のテレビ中継を多く放送する実績を持つテレビ局を日本プロ野球組織コミッショナーに推薦し、厳正な審査をしたうえで放送を担当する局を決定する。
シーズンオフのため各局とも現役選手・監督・コーチを中継ゲストに招いている。近年ではフリーエージェントの権利を獲得して去就の注目される選手やメジャーリーグに移籍した日本人選手が帰国して登場するケースもある。
1991年までは民放局同士の並列中継が行なわれていた。
[編集] プロ野球中継の番組タイトル名
[編集] テレビ
地上波・BSデジタル(注:全国向け放送のタイトル) 系列局の(;)の;の後は最大延長時刻<地上波のみ>
- NHKプロ野球(NHK;原則試合終了まで延長)※ラジオも同一タイトル
- PRIDE&SPIRIT 日本プロ野球(日本テレビ系・BS日テレ;BS日テレでは2008年度は21:54までの延長オプションを設定)
- BS日テレは2007年シーズンより日本テレビ地上波中継を行わない32試合のうち22試合を放送。
- ※日本テレビ系列局のローカル枠中継
- ぞっこん!ファイターズ GO!GO!DOME(札幌テレビ放送)
- ※TBS系列局のローカル枠中継
- BASEBALL SPECIAL〜野球道〜(フジテレビ系・BSフジ;原則延長なし)
- ※FNS系列局のローカル枠中継 CS放送のフジテレビ739や721でも同時放送(但し、試合開始から終了まで全試合完全生中継)なおBSフジは特殊な試合のみ中継。
- スーパーベースボール(テレビ朝日系・BS朝日;原則延長なし)
- ※BS朝日の独自編成中継
- プロ野球熱闘ライオンズ(西武戦)
- マリーンズライヴ(千葉ロッテ戦)
- ※テレビ東京系列局のローカル枠中継
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- BS11プロ野球・全国生中継 (東北楽天戦 ・2008年からクリネックススタジアム宮城で予定される主催10試合放映)
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- TwellV プロ野球中継(千葉ロッテ戦・2008年から千葉マリンスタジアムで予定される主催60試合放映)